~文部科学省実施~
調査実施日:令和5年4月18日(火)(中学校英語「話すこと」調査5月15日(月))
対象学年:
奈井江小学校…第6学年 19名
奈井江中学校…第3学年 27名
教科:
小学校…国語・算数
中学校…国語・数学・英語
【教科に関する調査結果】
◆奈井江小学校
▽調査結果から見える傾向
〔国語〕
文章の種類や特徴についての理解や目的に応じて文章や図表などを結び付けることなど「読む力」は得意です。図表やグラフを用いて、自分の考えを書き表すことが苦手です。
〔算数〕
算数全般において理解されており、「比例」「計算」「図形」などの設問は得意です。表やグラフ、データから必要な情報を読み取らなければならない設問が苦手です。
◆奈井江中学校
▽調査結果から見える傾向
〔国語〕
「事象や行為、心情を表す語句への理解」は得意ですが、「書く」「読む」が全般的に苦手です。
〔数学〕
「問題場面における考察の対象を明確に伝えること」は得意ですが、それ以外は、全般的に苦手です。
〔英語〕
「話すこと」は得意です。「必要な情報を読み取る」「読んだことの考えや理由を書くこと」が苦手です。
国立教育政策研究所のホームページには、問題・正当例・解説が掲載されています。家庭学習や長期休業中に苦手なところの克服に向けて再チャレンジしてみましょう!
【質問紙調査より】
◆奈井江小学校
〔家庭での生活・学習習慣調査〕
○全道平均より高い
・「1日に30分以上読書をしている」
・「新聞を読んでいる」
○全道平均より低い
・「毎日、朝食を食べる」
・「同じ時刻に起きている」
・「分かった点、分からなかった点を見直し、次の学習につなげている」
・「授業で学んだことを、他の学習で活用している」
○全道平均より大きく下回る
・「友だちとの対話を通じて自分の考えを深めたり広げている」
・「自分で計画を立てて勉強をしている」
・「普段から1時間以上勉強する」
読書の時間や新聞を読んでいる傾向が全道平均より高く、読書推進が進んでいます。
一方で、勉強時間が少ない回答も多く、計画的に勉強に取り組む姿勢が必要です。
また、朝食を食べないという回答が多く、家庭において規則正しい生活を確立することが大切です。
〔生活意識の傾向〕
「将来の夢や目標を持っている」が全道より高い傾向があり、目標意識が高い傾向がある一方で、夢実現へ向けて計画性を兼ね備えていく必要があります。
「自分に良い所がある」が全道より低く、自己肯定感を高める周囲の声かけも必要です。
また、「学校に行くのが楽しくない」も高く、みんなでその理由の背景を探り、解決していくこと、孤独を感じさせないことが大切です。
◆奈井江中学校
〔家庭での生活・学習習慣調査〕
○全道平均より大きく上回る
・「分かった点、分からなかった点を見直し、次の学習につなげている」
・「1日に30分以上読書をしている」
・「新聞を読んでいる」
○全道平均より高い
・「友だちとの対話を通じて自分の考えを深めたり広げている」
・「授業で学んだことを、他の学習で活用している」
・「自分で計画を立てて勉強をしている」
・「普段から1時間以上勉強する」
○全道平均より低い
・「毎日、朝食を食べる」
・「同じ時刻に起きている」
小学校と共に読書の時間や新聞を読んでいる傾向が全道平均より高く、読書推進が進んでいます。また、学習習慣・学習意欲も高いので、自分にあった勉強方法を見つけることで学力向上につながると考えられます。
一方で、朝食を食べないという回答が多く、家庭において規則正しい生活を確立することが大切です。
〔生活意識の傾向〕
生活意識に関して全体的に高い傾向があります。
特に「自分には良い所がある」「将来の夢や目標を持っている」が全道より大きく上回っており、自己肯定感や目標意識が高い傾向にあります。
また、「人が困っているときは進んで助ける」「学校に行くのは楽しい」も高く、規範意識や自己有用感があり、学校生活が充実していることがうかがえます。
◆家庭学習の目標時間
小学校:学年×10分+α
中学校:(学年×10分)+60分
〔ICT機器の活用について〕
小中ともに活用状況が全道を大きく上回っています。
特に中学生は、「勉強のために1時間以上ICT機器を活用している」が全道に比べて大きく上回っており、学校や家庭における、学習へのICT機器の活用が推進されてきています。
一方で、機器使用のルール作りや、より効果的な活用について今一度検討する必要があります。
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