今年10月24日(木)に沙流川歴史館レクチャーホールで文景協平取大会が行われます。文景協では年に1回、会長所在地で持ち回って大会を開催しており、平取町では初の開催になります。
大会では、毎年テーマを決めて現状や課題について話し合われます。令和6年度のテーマは「地域らしさを継承する‐歴史と風土に根ざした文化的景観‐」とし、文化継承に携わる地域住民の姿と今後のあり方を検討して、価値を守り受け継いでいくための講演や事例発表、文化継承活動の披露などを行います。
当日の午前は、平取町の文化的景観保全でもお世話になっている篠原 修 氏(東京大学名誉教授/景観工学)と西山 徳明 氏(北海道大学教授/建築・都市計画学)のお二方それぞれに基調講演をいただきます。午後は事例発表として、長野 環 氏(平取アイヌ文化保存会長)、玉城 靖 氏(沖縄県今帰仁村教育委員会)、鷲尾 恒久 氏(長野県飯山市/小菅神社氏子総代)にお話しいただき、日本列島の広範な文化継承と「地域らしさ」を学ぶ場にしていきます。また、事例発表後は交流の場として、平取アイヌ文化保存会によるアイヌ古式舞踊の披露、二風谷小学校によるアイヌ文化の学習についての発表を行います。
様々な発表をとおして、平取町を含む全国の文化的景観の理解につなげていく機会です。10月24日(木)の大会は9時30分から16時10分までで、どなたでも参加できます。ぜひ当日は沙流川歴史館にお越しください。(詳細は後日まちだより等でお知らせします。)
■大切な地域の風景「文化的景観」
北海道平取町〔アイヌの伝統と近代開拓による沙流川流域の文化的景観〕は、国の重要文化的景観のひとつに選ばれています。
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