スポーツ庁では、全国的な子どもの体力の状況を把握・分析することを目的とし、小学校5年生と中学校2年生を対象とした「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」を実施しています。今年度の調査期間は4~7月で、8種目の実技調査および質問紙調査が行われました。
本調査により測定できるのは体力などの特定の一部分であり、学校における教育活動の一側面でありますが、令和5年度の標茶町小学校5年生53人、中学校2年生68人の調査結果の概要をお知らせします。
[1]種目別の結果
・小学校
・中学校
上のグラフは、全国平均を50としたときの本町の児童生徒の結果です。今年度の体力合計点は小学生が男女とも上回り、中学生は若干下回りましたが、体力向上の取組の成果が表れた結果となりました。種目別では、小5男子、女子ともに8種目、中2男子、女子ともに3種目で全国平均を上回りました。家庭では、朝食を毎日食べるなどの基本的な生活習慣を確立するとともに、家族で運動する機会を意識的に増やすことが必要です。
[2]質問紙調査から
◇「運動やスポーツは大切なものか」 (単位は「%」)
生涯にわたって心身の健康を保持増進するため、運動やスポーツを大切だと考える意識が大切です。学校と家庭、地域が連携し子どもたちが楽しく体を動かす機会を創り、運動やスポーツへの興味につなげていきたいものです。
◇「小学校(中学校)を卒業しても自主的に運動したいか」 (単位は「%」)
部活動や少年団活動、体育の授業だけではなく、自宅でできる手軽な運動や、家族や仲間と楽しみながら体を動かす習慣をつけることで、自分から進んで運動したいという気持ちを育んでいきたいものです。
[3]学校質問紙調査から
標茶町の全ての小学校で、体育授業以外での体力・運動能力の向上を目指した取組を行っています。このような取組が、運動を大切だと考える児童を育てることにつながっています。
標茶町の全ての中学校で、運動が苦手な生徒向けの取組や能力差に応じた取組を行っています。このような取組が、自主的に運動しようとする生徒を育てることにつながっています。
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