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脱炭素社会へ!第1回 町営風力発電からの地産地消

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北海道苫前町

令和6年4月から、本町において「再生可能エネルギーの地産地消」がスタートしました。
今回は、その仕組みを解説します。

本町の風力発電による温室効果ガス(※1)の削減効果は、これまでのFIT制度(※2)の仕組みでは、国民全体で享受するものであり、地域内で活用するためには様々な課題がありました。しかし、北海道ガス株式会社との連携により、FIP制度(※3)を活用した環境価値の地域内利用が実現したのです。

〈用語解説〉
※1…温室効果ガス
二酸化炭素(CO2)やメタン(CH4)、フロン類など、大気中にあって太陽からの熱を地球に封じ込める働きをするガス。地球温暖化の主な原因とされている。

※2…FIT(フィット)制度
Feed in tariffの略。固定価格買取制度。再生可能エネルギーにより発電された電気を国が定めた価格・期間で電気事業者が買い取ることを義務付ける制度。

※3…FIP(フィップ)制度
Feed in premiumの略。発電事業者が発電した電気を市場において自由に売り、売電価格に「プレミアム」と呼ばれる割増金を上乗せする制度。

町営風力発電所で発電した電気は、北ガスが相対取引で全量を買い取ることになりました。町は、これまでと同じように売電収入を得ることができます。

北ガスは、買い取った電気を電力需要家(消費者)としての町に売却します。
このとき、町に供給する電気に「苫前夕陽ヶ丘風力発電所でつくられた電気である」という証明を付けることで、町内でつくった電気が町内で使われているという「再生可能エネルギーの地産地消」が実現したのです。

このほかにも、本町では、雪氷冷熱を活用した農協の低温倉庫や漁協の荷捌所など、再生可能エネルギーの地産地消に取り組んでいます。

苫前夕陽ヶ丘風力発電
【FIP制度で電気を調達】

北ガス石狩発電所
【環境価値のある電力として還元】
CO2削減効果
▲約900t-CO2/年
(町内公共施設で電力使用に伴うCO2排出量のうち約55%)

・苫前町役場
・とままえ温泉ふわっと
・苫前小学校
・古丹別小学校
・苫前中学校
・公民館

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4月26日(金)18:00~In公民館
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