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自治体の皆さまへ

お米を通じて子どもたちに伝えたい想い

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千葉県木更津市

~「きさらづ学校給食米(R)」の取り組み~
11月1日(金)から市内公立小中学校(全30校)の給食で「きさらづ学校給食米(R)」の新米の提供が始まります。
「きさらづ学校給食米(R)」は、オーガニックなまちづくりや木更津産米の消費拡大を進める市の取り組みの一つとして令和元年度から始まった化学農薬・化学肥料を使用せず作られるお米です。この方法で作られるお米は雑草との戦いです。稲の成長を邪魔する雑草を抑えるため、生産者は農薬を使用しない新たな技術の習得に励みながら収穫量の向上を目指してきました。
その甲斐もあり、令和元年度は給食提供が3日間からのスタートでしたが、令和5年度には83日間にまで伸びました。これは主食をご飯とする給食の全提供日の62%に相当します。
また、令和元年度に「きさらづ学校給食米(R)」の栽培に挑んだ生産者は5人でしたが、徐々に協力生産者を増やし、令和6年度は市内各地区で20人を超える生産者が栽培を行っています。
「きさらづ学校給食米(R)」には有機農業の推進、持続可能な農業の創出、地産地消の推進、お米の付加価値向上という意義があるとともに、子どもたちに美味しいお米を食べて欲しいという生産者の皆さんの気持ちが込められたお米です。

■栽培6年目。安藤さんのきさらづ学校給食米(R)への想い
「きさらづ学校給食米(R)」の栽培を行う生産者を主な構成員とする木更津市有機農業推進協議会の会長を務め、自身も「きさらづ学校給食米(R)」栽培6年目となる安藤(あんどう)一男(かずお)さんにインタビューしました。
「最初は雑草の発生を抑えるのに苦労しましたが、研修を受け、自分たちの田んぼの特徴を理解することで収穫量を増やしてきました。子どもたちに美味しいご飯を届け、健やかに成長して欲しいという気持ちで、引き続き、協議会一丸となり、1日でも早く、学校給食のすべてのご飯を「きさらづ学校給食米(R)」にできるように頑張ります。」

■この取り組みは、協力生産者、有機米栽培の講師、農協、行政、市民の皆さんなど数多くの方のご協力で成り立っています。
収穫された「きさらづ学校給食米(R)」は、JA木更津市、公益財団法人千葉県学校給食会、炊飯委託業者に協力いただき、給食に提供されています。
各調理施設の学校栄養士は生産者の想いや、「きさらづ学校給食米(R)」ができるまでの過程を電子黒板や校内放送、給食だよりを通して子どもたちに伝えています。
子どもたちからは、「もちもちしていておいしい」、「農家さんの努力がより一層、一粒一粒に詰まっていると感じました」、「環境にもよく、おいしいので、これからも給食に出してほしい」といった感想をいただいています。
令和8年度の給食で「きさらづ学校給食米(R)」提供100%を目指します。

問合せ:
農林水産課(栽培に関すること)【ホームページ番号】2782【電話】0438-38-6516【FAX】0438-23-0075
学校給食課(給食に関すること)【電話】0438-23-8440【FAX】0438-25-3991

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