■夏バテのご用心
暑い日が続くと、「疲れがとれない」「食欲がわかない」など、いわゆる「夏バテ」の状態になりがちです。免疫力が低下し、夏風邪、持病の悪化、熱中症を引き起こすこともあり、注意が必要です。
◆夏バテの原因
・自律神経の乱れ
冷房の効いた室内と暑い屋外では大きな温度差があるため自律神経のバランスが乱れやすくなります。自律神経は、体内の臓器とつながり全身を調整するシステムで、乱れるとだるさを感じたり、疲れが取れにくくなったりします。
・水分不足による脱水症状、食欲低下による栄養不足
汗をたくさんかくと、体内の水分が不足し、脱水症状を引き起こします。また、暑さで消化機能が低下し食欲不振に陥りやすくなります。
◆夏バテを防ぐ生活習慣
(1)こまめな水分補給
普通の生活でも毎日2.5Lの水分が身体から失われます。熱中症予防に水やお茶をこまめに飲む習慣をお勧めします。食事から摂れる水分量を踏まえ、飲料としては、1日1.2Lを目標にしましょう。
※炭酸飲料やスポーツ飲料などの清涼飲料水やジュースは糖分の摂り過ぎにつながるので要注意。アルコールやカフェインを含む飲み物は利尿作用があり水分補給としては適しません。
※腎臓、心臓病の治療中の場合などは医師の指示に従ってください。
(2)1日3食、栄養バランスを心がける
バランスよく食べましょう。きゅうりやトマトなどの夏野菜は水分が多く、身体を冷やす働きがあります。
(3)身体の冷やし過ぎに注意
エアコンの風が身体に直接当たらないようにしたり、衣類やひざ掛けで調節したりしましょう。また、冷たい飲み物は胃腸の不調による食欲減退につながります。
(4)睡眠をしっかりとる
疲れをためないことが夏バテの一番の予防法です。睡眠で、その日の疲れはその日のうちに取るようにしましょう。暑さによる寝苦しさは睡眠の質を低下させます。身体を冷やしすぎない程度にエアコンや扇風機などの冷房器具を上手に活用しましょう。
問合せ:健康増進課
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