『地方公共団体の財政の健全化に関する法律(地方財政健全化法)』第3条第1項および第22条第1項の規定により、令和4年度決算に基づく上富田町の健全化判断比率と資金不足比率について公表します。
1.上富田町の財政は健全なのかどうかを判断する指標があります
地方財政健全化法では、自治体を次の3つに分類します。
・財政が比較的健全な自治体
・早期の財政健全化が必要な自治体(早期健全化団体。指標のどれか1つでも早期健全化基準を上回る場合)
・財政の再生が必要な団体(財政再生団体。指標のどれか1つでも財政再生基準を上回る場合)
3つに区分する判断は、以下の4つの指標によって行います。
(1)実質赤字比率…一般会計等の赤字の割合。15%が早期健全化基準です。
(2)連結実質赤字比率…上富田町の全ての会計を合計した赤字の割合。20%が早期健全化基準です。
(3)実質公債費比率…上富田町の全ての会計の借金返済額と、町の加入する一部事務組合等の借金返済のうち、町が負担すべき額の合計の割合。25%が早期健全化基準です。
(4)将来負担比率…上富田町が将来負担すべき負債の割合。350%が早期健全化基準です。さらに、公営企業(水道事業など)については、それぞれの事業ごとに資金不足比率を計算します。
(5)資金不足比率…公営企業会計ごとの資金不足額の割合です。20%が経営健全化基準です。
上富田町の場合、全ての指標が早期健全化基準、経営健全化基準を下回っており、財政は比較的健全です。
今後、地方債の元利償還金が増加していくことも予想され、引き続き各指標に留意しながら、計画的な財政運営に取り組んでまいります。
2.健全化判断比率は、全ての指標で健全な状態です
(1)実質赤字比率 ー(赤字なし)
実質赤字がなく黒字のため「-」表示となりました。
なお、黒字は186,915千円で、4.30%となります。
(2)連結実質赤字比率 ー(赤字なし)
実質連結赤字がなく黒字のため「-」表示となりました。
なお、黒字は1,237,866千円で、28.53%となります。
(3)実質公債費比率 12.3%
実質公債費比率は「12.3%」となりました。昨年度の13.1%と比べ好転し、基準よりは下です。
(4)将来負担比率 22.1%
将来負担比率は、「22.1%」となりました。昨年度の15.2%から増加しましたが、基準よりは大きく下です。
※全ての図で、左に行けば行くほど悪い状態です。
3.資金不足比率は、全ての会計で健全な状態です
※対象となる全ての特別会計で資金不足額がないため(「黒字」の状態)、資金不足比率は「-」表示となります。
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