■「河南町の相談傾向」について
スマートフォンやインターネットの普及により、私たちの暮らしが便利になった一方で、全国の消費生活センターには、通信サービスに関する消費者トラブルが後を絶ちません。
そこで、第54号では、「河南町の相談傾向」についてご紹介します。消費者トラブルに遭わないために、皆さん自身も日頃から情報収集しましょう!
◆河南町の相談件数
令和5年度、富田林市消費生活センターに寄せられた河南町の相談件数は62件で、前年度に比べ減少しました。しかし、依然として「通信販売」に関する相談が上位を占めています。
◆主な相談内容
(1)自宅に頼んだ覚えのない商品が届いた…
(2)商品を購入したら勝手に定期購入になっていた…
(※相談内容は一般的な内容に変更しています。)
▽事例
(1)「自分の名前と住所が記載された身に覚えのない荷物が突然届いた」
(2)「低価格で購入したつもりが、いつの間にか定期購入になっていた」
突然商品が届いても、購入の申込みや承諾をしていなければ契約は成立しません。
また、頼んだ覚えのない商品が届いた場合、商品を受け取ったり、代金を支払わないようにしましょう。
<頼んだ覚えのない商品が届いた場合…>
代引で商品を受け取った後、事業者と連絡が取れず、代金を取り戻せなくなったというトラブルも報告されています。一方的に商品が届いた場合、「商品を受け取らない」、「代引配達で支払わない」ようにしましょう。
<商品を受け取ってしまった場合…>
一方的に商品が送り付けられ、商品を受け取っただけでは購入を承諾したことにはなりません。金銭を得ようと一方的に送り付けてきた商品については、すぐに処分することが出来るようになりました。
■消費者力をUPしてみよう⤴⤴
農林商工観光課では、町内の各地域に出向き、身近な集会所や地域の人が集まるカフェなどで悪質商法の手口や悪質商法から身を守る方法など、消費者問題に関する“出張啓発講座”をミニコント形式で実施しています。
消費者被害にあわないための知識を楽しく、分かりやすく啓発していますので、興味のある人は農林商工観光課へ連絡してください!
内容:消費生活トラブルに関するもの(点検商法、貴金属の買い取り、催眠商法など、受講者と応相談)
費用:無料
受講者:町内で活動している団体やグループ(自治会・保護者会など)
講座を実施できる日や開催時間:平日午前10時~午後4時までの間で約30分間程度
※ご希望に添えない場合もありますので、事前に問い合わせてください。
◎一緒に楽しく学びましょう‼
■特殊詐欺(還付金詐欺)に関する注意喚起を実施しました‼
大阪府警ホームページによると、令和6年4月末時点、大阪府内における還付金詐欺の被害額が4億8000万円を超えたことが報告されています。
そこで、農林商工観光課では、消費者被害の未然・拡大防止を図る目的で6月14日(金)、ATM前で還付金詐欺に関する説明や啓発物品を配布するなどの注意喚起を実施しました。
<被害にあわないために…>
★ATMで還付金を受け取ることはできません‼
★電話で「お金」の話が出たら、要注意‼
◎日頃から契約に関する知識を身につけ、契約トラブルや悪質商法からの被害を未然に防ぎましょう!
問い合わせ:まち創造部農林商工観光課商工観光係
【相談窓口】富田林市消費生活センター
【電話】25-1000
午前9時~正午、午後1時~4時
<この記事についてアンケートにご協力ください。>