文字サイズ
自治体の皆さまへ

[特集]葛城修験の歴史を辿る

1/45

大阪府泉南市

祝日本遺産認定
■日本遺産とは
日本各地の歴史的な魅力や特色など、日本が世界に誇る文化や伝統を語る「ストーリー」を、地元の単独または複数の自治体が申請し、その「ストーリー」を文化庁が認定するもので、全国で104件が認定されています。
ストーリーを構成する有形・無形の文化財を積極的に活用・発信し、地域振興につなげることを目的にしています。

今年6月、本市信達金熊寺区の「金熊寺(きんゆうじ)」と「信達神社(しんだちじんじゃ)」が、日本遺産『「葛城修験(かつらぎしゅげん)」-里人とともに守り伝える修験道はじまりの地』の構成文化財として文化庁より追加認定されました。泉南市としては初の日本遺産認定となります。
現在も修験者たちが修行のために巡る葛城山系の峰々は、修験道の祖とされる役行者(えんのぎょうじゃ)(役小角(えんのおづぬ)とも。7~8世紀に実在したと伝わる)が初めて修行を積んだ地で修験道の歴史が始まった地とされ、世界遺産の吉野(よしの)・大峯(おおみね)と並ぶ「修験の2大聖地」と称されます。
修験者は悟りを得るべく、役行者が法華経を埋納したとされる二十八の経塚(きょうづか)をはじめゆかりの寺社、滝、巨石などを巡ります。他の修験道の修行の場と異なり、さほど高い山々ではないことから集落との関わりが強く、地域の住民に大切に守られてきたゆかりの場も多くあります。最近では日本の伝統文化や歴史を体験できる場所として巡拝ツアーなども開催され、国内のみならず海外からも注目を集めています。
日本遺産『「葛城修験」-里人とともに守り伝える修験道はじまりの地』は、この葛城修験に係る和歌山県、大阪府、奈良県の3府県の複数の市町村にまたがって「ストーリー」が展開する広域型の日本遺産として、文化庁より認定されているものです。本市と同じく、葛城修験のストーリーの内容を充実させるものとして追加認定を受けた貝塚市(蕎原とちのき谷)、熊取町(降井家住宅)を加え全23市町村、97件の文化財によって構成されるものとなりました。

■金熊寺(泉南市信達金熊寺813)
白鳳十年、役行者が創建したと伝わる。金熊寺という寺名は、役行者が本尊である如意輪観音像(にょいりんかんのんぞう)を造り、金峯(きんぷ)、熊野両神を勧請(かんじょう)し、その鎮守としたことに由来する。

■信達神社(泉南市信達金熊寺795)
現在も金熊寺に隣接し、明治初めに金熊寺から分離独立するまでは金熊寺権現宮と呼ばれ、金熊寺の鎮守社であった。江戸時代前期の建築では大阪府最古級のものと考えられる五間社流造(ごけんしゃながれづくり)の極彩色の壮麗な本殿が残る。

「金熊寺」「信達神社」についての情報はウェブサイト「泉南市観光ガイド・恋するせんなん」にて公開しています。そちらもぜひご覧ください。

問合せ:
ふるさと戦略課【電話】479・6758
プロモーション戦略課【電話】447・8811

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU