■健診・検診
ID:032781
問合せ:健康づくり推進課
【電話】674-8800
■子宮頸(けい)がんはワクチンで予防可能
国内で年間約3,000人が亡くなる子宮頸がん。ワクチン接種で、原因となるウイルスの感染を予防することができます。
◆20歳以上の女性でり患率急増 死に至ることも
子宮頸がんは、子宮の入り口である子宮頸部にできる病気で、全国で年間約11,000人がかかり、約3,000人が亡くなっています。
20歳を超えると子宮頸がんになる人が急増し、たとえ死亡に至らなくても、子宮全摘出となるケースもあります。妊娠や出産ができなくなるだけでなく、排尿障がいなどの後遺症や生活の質の低下に悩まされることもあります。
子宮頸がんり患率(2019年)
※出典:国立がん研究センターがん情報サービス
◆原因はHPVの感染 数年かけてがんに移行する
子宮頸がんは、HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が原因と考えられ、女性の多くが一生に一度は感染すると言われています。
感染しても多くは自然に消えますが、一部の人でウイルスを排除できずに感染が持続すると、「異形成」と呼ばれる前がん病変を経て、数年以上かけて子宮頸がんに進行します。
◆ワクチン接種で感染予防
子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)は、HPVの感染を予防することができ、子宮頸がんの予防につながります。
※HPVワクチンには2価・4価・9価ワクチンの3種類があり、9価ワクチンの場合、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます
[無料接種の対象者]
○定期接種
ID:003464
小学6年生~高校1年生相当の年齢の女子
○キャッチアップ接種
ID:059501
平成9年4/2~20年4/1生まれの女性(詳細は下欄へ)
※過去に接種したことのある人は残りの回数だけ接種可
◆がん検診も大切です
ID:005459
初期の子宮頸がんでは通常、症状がほとんど出ません。検診を受けることで、がんになる前に発見し、早期に治療を行うことができます。
20歳以上の女性は市の無料のがん検診を受診できます。あなた自身と大切な家族のために2年度に1回、継続して検診を受けましょう。
■キャッチアップ接種は来年3月末まで 4月からは自費接種に
HPVワクチンとの因果関係を否定できない持続的な痛みが特異的に見られたため、平成25年6月から国の方針により積極的な接種勧奨を差し控えていました。
しかしその後の調査などで、HPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められました。
これを受け、接種勧奨の差し控えにより接種機会を逃した人に、公平な接種機会を確保する観点から、来年3/31まで従来の定期接種の対象年齢を超えて無料で接種が可能です。
標準的なスケジュールでは、全3回の接種を終えるのに約6カ月かかるため、9月までに1回目の接種をおすすめします。接種の効果とリスクを理解したうえで接種してください。
○ポイント
・来年3月末まで無料
・接種は全3回で完了
・3回接種には6カ月必要
・9月までに1回目を推奨
・効果とリスク理解して
※市外で接種した場合は有料の可能性があります
※来年4月以降は、自費(9価ワクチンを3回接種した場合、計約9万円)になります
問合せ:
子ども保健課【電話】648-3272(ワクチン接種)
健康づくり推進課【電話】674-8800(がん検診)
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