文字サイズ
自治体の皆さまへ

≪特集1≫命を守るために今すぐ始める風水害の備え(1)

6/26

宮崎県宮崎市

これから豪雨や台風など風水害が起きやすい時期に入ります。災害時に「難」を「避」けるために、あなたはどのように行動しますか。災害が発生したときに適切な行動がとれるよう、今から備えをしておきましょう。

【備え1】どう行動する?マイ・タイムライン(防災行動計画)を作りましょう
マイタイムラインとは…災害発生が見込まれる場合に、自分や家族のとるべき行動について、「いつ・誰が・何をするのか」を時系列で整理しておく、個人の防災行動計画のことです。

◆ステップ1 住んでいる所の危険度をチェック
・確認方法1…公共施設などに置いてある冊子版ハザードマップで確認。市ホームページでも見ることができます。
・確認方法2…スマートフォンでQRコードを読み取ってください。確認したい場所をタップすると浸水想定を確認できます。

◆ステップ2 マイ・タイムラインを作ってみましょう
(1)「避難する場所」を記入
(2)「避難準備」「避難開始」「避難完了」のタイミングを記入
(3)避難開始までに行うべき行動(情報収集や持ち出し品の準備など)をいつ行うかを記入

※書式は任意です。下記は「警戒レベル」に準じた例です。

≪警戒レベル1≫
避難情報:今後気象状況悪化のおそれ
私と家族がとる行動:(例)避難セットを準備

≪警戒レベル2≫
避難情報:気象状況悪化
私と家族がとる行動:(例)避難先(親戚宅など)と連絡をとる

≪警戒レベル3≫
避難情報:災害のおそれあり
私と家族がとる行動:(例)行動がゆっくりだから、このタイミングで避難を始める

≪警戒レベル4≫
避難情報:災害のおそれ高い
私と家族がとる行動:(例)外が大雨など危険を感じたら、避難セットをもって2階に避難

○地域でとる行動
地域に支援を必要としている人はいませんか?
地域に対しての行動を考え、地域の人々の助け合いについても記載しましょう

○避難する場所
参考:災害の状況に応じた避難行動

・立ち退き(水平)避難…安全な場所へ移動
(1)指定緊急避難場所や市が開設する指定避難所
(2)安全な親戚・知人宅
(3)安全なホテル・旅館
※宿泊料が必要、事前に予約・確認

・屋内安全確保(垂直避難)
自宅などの建物内にとどまり、より高い場所などに移動し安全確保

[!]警戒レベル4までに必ず避難!

≪警戒レベル5≫
避難情報:災害発生または切迫
既に重大な災害が発生している状況
直ちに命を守る最善の行動をとる

◆日頃のつながりで、災害時に備える
市では、「避難行動要支援者※」が災害時に円滑な避難行動が行えるよう、あらかじめ避難行動について決めておく「個別避難計画」の作成を通して、地域の共助を高める取り組みを進めています。

※避難行動要支援者
生活の基盤が自宅にある人で、65歳以上のみの世帯で要介護1・2の認定を受けている人、要介護3以上の認定を受けている人、身体障がい者手帳をお持ちで視覚・聴覚・肢体不自由・呼吸器機能障がいの級別1・2級の人、精神障がい者保健福祉手帳1級をお持ちの人などのことを言います。具体的な要件について宮崎市地域防災計画に定めがあり、市が名簿を作成しています。

≪「個別避難計画」作成から地域での支援体制づくりまでの流れ≫

▽避難行動要支援者名簿の共有
避難行動要支援者の同意を得て、自治会や民生委員・児童委員等の地域の避難支援等関係者へ避難行動要支援者名簿を提供。
「宮崎市」→共有→「地域の避難支援等関係者」

▽個別避難計画の作成・更新
[優先度の高い避難行動要支援者]
・『福祉専門職』による作成・更新
日頃から本人に携わっている介護支援専門員や相談支援専門員等の福祉専門職と連携して作成・更新し市に提出。

[優先度の高い避難行動要支援者以外]
・『本人(家族)』による作成・更新
本人やその家族が個別避難計画を作成・更新し市に提出。

・『地域の支援』による作成・更新
地域の避難支援等関係者が個別避難計画を作成し市に提出。

▽個別避難計画を集約し、地域の避難支援等関係者へ提供
総合支所、地域センター、地域事務所を通して地域の避難支援等関係者へ個別避難計画を提供。

▽日頃からの備えとしての避難支援体制づくり
日頃から、「避難行動要支援者名簿」や「個別避難計画」を地域の避難支援等関係者の方々と共有することで、災害時に備えた地域での支援体制づくりを推進しています。
・地域内で日頃の活動と災害時の役割分担を確認
・地域と福祉専門職が日頃の見守りなどの情報を共有
・要支援者も参加しての地域の防災訓練の実施など

日頃からの地域の関係づくりが大きな防災力となって、災害による被害を減らすことにつながります。

○住吉地区の活動
住吉地区社会福祉協議会、民生委員・児童委員、自治会長、福祉協力員などの避難支援等関係者を集めて、「避難行動要支援者名簿」や「個別避難計画」の情報共有を行い、日頃の地域の支え合いにつなげています。

問い合わせ先:福祉総務課
【電話】21-1754【FAX】20-3215

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU