住み慣れた地域でいつまでも元気で生活したい。この目的のため、住民主体で実施されている介護予防活動「こけないからだづくり講座」。今回は、講座の概要や効果などについて紹介します。
■講座の内容は?
地域住民を主体に、自治公民館などで週1回以上、椅子に座ってできる体操をしています。半年に1回の健康教育では、理学療法士や歯科衛生士、管理栄養士などの専門職による筋力体操や口腔体操、栄養指導を実施。また、地域包括支援センター職員による認知症・成年後見制度の講話や脳を活性化させる「脳トレ」なども実施しています。
■何歳から参加できますか?
年齢制限はありません。現在の参加者は70~80歳代が中心で、90歳以上の参加者もいます。
■「10歳若返る」のは本当?
市では、令和2年度に県立看護大学と連携し、調査・研究を実施しました。その結果、週1回以上の体操を9カ月以上継続することで、マイナス10歳分の運動機能改善効果があることが分かりました。何歳から始めても改善効果は得られますが、年齢が若いほど特に効果が高いことも分かっています。
■ゆっくりした体操より、速くて激しい運動の方が効果があるのでは?
本講座では、地域で元気に生活し続けることを目的に、転ばない、行きたいところに行ける、荷物を持って歩ける、掃除ができるなど、日常生活を支障なく過ごすための筋力の維持・向上を図っています。このため、速くて激しい運動ではなく、誰でも自分のペースで無理なく取り組める体操を行っています。
■講座の見学や体験はできる?
各地区の地域包括支援センターやいきいき長寿課では、参加希望者の条件に合う講座を紹介しています。
※現在、自治公民館を中心に市内270カ所で講座が開設されています。最新の実施会場は、電話または市ホームページを確認ください。夏時間や冬時間などで、時間や曜日が変更になっている場合もあります。また、市内に在住、在勤、在学する団体向けに「ハロー市役所元気講座」で本講座の体験会を行っています。気軽に申し込みください。
◆体験会に参加しませんか
個人で参加できる体験会です。
場所:イオンモール都城駅前
日程:11月5日(火)・19日(火)、12月3日(火)・17日(火)
時間:10時15分~11時45分
※受け付けは10時~。要申し込み
申込み:電話または申し込みフォームでいきいき長寿課
問い合わせ:いきいき長寿課
【電話】23-2685
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