高齢者の約3割は、認知症または軽度認知障害(MCI)※といわれており、誰もがなりうる、身近なものとなっています。市は、認知症の発症を遅らせ、認知症になっても、その進行を緩やかにし、地域の理解と協力を得ながら、住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けることができる社会をめざします。
※認知症が疑われる症状が出始めた初期の状態
■相談窓口
・かかりつけ医
認知症が気になったら、まずはかかりつけ医に相談してみましょう。
・地域包括支援センター
地域にある高齢者の総合相談窓口です。保健・福祉の専門職や認知症地域支援推進員が認知症に関する相談に応じます。
・オレンジドクター制度(県もの忘れ・認知症相談医制度)
県は、物忘れや認知症に関する相談などに対応できるオレンジドクター、認知症に関してより専門的な知識と技能を有するPREMIUM(プレミアム)オレンジドクターを定めています。該当医師がいる医療機関には、右記のようなデザイン入りのプレートおよびポスターが掲示されています。
■市もやいネットセンター
福祉総合相談窓口として、認知症に関する困りごとや相談を受け付けています。
・認知症初期集中支援事業
複数の専門職が、認知症が疑われる人や認知症の人およびその家族に、専門医の指導の下、初期の支援を包括的・集中的に行います。
・もやい徘徊(はいかい)SOSネットワーク
徘徊などにより、行方不明になったときや、身元が分からない人が保護されたとき、警察だけでなく地域や事業所の皆さんにも協力してもらい、速やかに行方不明者を発見、または身元を確認する仕組みです。
▽事前登録
徘徊するおそれのある人の名前や特徴・写真などの情報を、家族や本人の同意を得てあらかじめ登録しておき、早期発見に役立てます。
問い合わせ:市もやいネットセンター
【電話】0834-22-8200
■認知症で判断能力が低下した人のためのサービス
▽日常生活自立支援事業(地域福祉権利擁護事業)
認知症の人も、安心して自立した生活を送ることができるよう、日常的な金銭管理の手伝いや大切な書類などを預かるサービスです。
問合せ:市社会福祉協議会
【電話】0834-22-9988
▽成年後見制度
認知症などにより適切な判断をすることが難しい人を支援するため、本人に代わり財産の管理や福祉サービスなどの契約を行い、本人の権利を守り生活を支援する制度です。
問合せ:市成年後見支援センター(市社会福祉協議会内)
【電話】0834-22-9988
■脳の健康度測定
タブレット端末やスマートフォンを使って、脳の健康度を15分程度で測定します。方法は、来所型と自宅型があります。
▽来所型
対象:次の全てに該当しない人
・認知症の診断を受けた
・専門医受診中
期日・場所:
・8月20日(火)…ゆめプラザ熊毛
・8月26日(月)…市役所共用会議室
内容:タブレットを使った測定と相談
定員:各6人(受け付け順)
申込み:
・ゆめプラザ熊毛会場…8月16日(金)までに、電話で、熊毛総合支所市民福祉課【電話】0833-92-0013
・市役所会場…8月23日(金)までに、電話で、地域福祉課
▽自宅型
対象:次の全てに該当しない40歳以上の人
・認知症の診断を受けた
・専門医受診中
定員:年間100人(受け付け順)
申込み:随時、オンラインフォーム
▽いずれも
問合せ:地域福祉課
【電話】0834-22-8462
■認知症サポーター養成講座
認知症を正しく理解し、認知症の人やその家族を温かく見守り、支援する認知症サポーターを養成する講座です。講座の開催は、しゅうなん出前トークで受け付けています。
■周南市認知症ケアパス
認知症の進行に応じて知っておきたい相談窓口や医療・介護サービス、地域の支援や活動などを紹介しています。地域包括支援センターなどの相談窓口や市ホームページ、市電子図書館に掲載しています。
「周南市認知症ケアパス」で検索
■認知症にやさしい図書館
市内の図書館では、認知症月間の9月を中心に、認知症関連図書の特設コーナーを設けます。
※10月以降に実施する図書館もあります。
■交流の場
▽認知症家族会(福寿草の会、くまげ福寿草の会)
認知症の人を介護する家族の介護負担を軽減するため、家族同士が交流・相談する場です。
▽認知症介護者の集い
認知症の人を介護する家族の孤立を防ぎ、介護負担を軽減するための交流の場です。家族と一緒に認知症の人も参加できます。
▽認知症カフェ
認知症の人やその家族が、地域の人や専門家と相互に情報を共有し、お互いを理解し合う場です。認知症の人の居場所にもなります。
[認知症家族会が実施]
・かふぇ福寿草
・くまげ福寿草の会
[医療機関・介護施設が実施]
・おひさまカフェ
・和みカフェ
・福谷の森カフェ
・新南陽市民病院認知症カフェ
※休止中のカフェもあります。詳しくは問い合わせてください。
■市政だより動画
認知症かもしれないと感じたら
人生100年時代 認知症との向き合い方
「周南市市政だより 認知症」で検索
■認知症講演会「もの忘れの予防と対策」
認知症は、誰もがなりうる可能性のある身近な病気です。
「認知症になっても自分らしく暮らす」ことを学び、考えてみませんか。
日時:8月31日(土)14時30分〜16時30分(13時開場)
場所:文化会館
座長:原田和佳さん(原田医院 院長)
※要約筆記や手話通訳があります。
講師:慶應義塾大学名誉教授 三村 將(みむらまさる)さん
▽同時開催
13時〜14時20分
・脳の健康度測定
定員:15人(受け付け順)
・認知症の相談
血圧測定など健康相談
特典:シールラリーに参加する人へ認知症予防グッズをプレゼント
・先着300人
詳しくは本紙掲載の二次元コード参照
問合せ:地域福祉課
【電話】0834-22-8462
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