文字サイズ
自治体の皆さまへ

〔特集〕夢中で作るアートの世界

1/41

岐阜県八百津町

ファミリーセンターの1階エレベーターの向かいにある『たんぽぽギャラリー』をご存じですか?町の親子教室(通称:たんぽぽ教室)に通う子どもたちが、伸び伸びと作ったアート作品が飾られているスペースです。このたんぽぽ教室では、子どもたちの心身の発達の支援を行っています。
「色を塗るところを見せてあげる!」と絵の具を用意するのは、教室に通う小学生の子どもたちです。赤、青、黄色…カラフルな絵の具たちを皿に出して準備は万端。「今日は天気がいいから」と、ベランダで色塗りの仕方を披露してくれました。
一人の子は、まずたっぷりと水を含んだ筆に色をとり、次に画用紙の上で絵の具を混ぜながら塗り広げます。筆づかいには迷いがなく、あっという間に5枚の画用紙が染まりました。最後はハサミで切り絵のように切り抜いて黒画用紙に貼れば完成です。同じものは一つとしてありません。

もう一人の子は、春の花のような柔らかな色を作ってから、スポンジでスタンプ。「これはウサギ!青はスミレの花で、ピンクはサクラだよ」と教えてくれました。作品を生み出す喜びが、2人の笑顔にあふれていました。

教室の中では、別の子が色紙でキャラクターを制作中。なんとこのキャラクター折り紙、イラストを見て直感的に折って作り上げているのだそう。色ごとに大小さまざまな楕円や四角を折り、パーツを丁寧に重ねていきます。今回作った作品は、見て楽しむだけではなく、裏からキャラクターが飛び出す仕掛け付き。ただ姿形をまねるだけではない、遊び心とストーリーがある作品がこうして誕生しています。

ギャラリーの一角にあるアルミ箔で作られた恐竜の模型は、尻尾→足→胴体→頭の順に綿密に組み立てられた作品です。一枚のアルミ箔があっという間に恐竜に早変わり!見本を見なくても、恐竜のことは頭の中に入っているそうで、模型は自立するように脚が丁寧に作られています。ギャラリーに並ぶ様子は、まるで小さな恐竜の博物館です。

そしてたんぽぽギャラリーのタイトルは、久田見にある地域いこいの場『くたみん』の看板文字も手掛けている子の作品です。先生の補助を受けながら書く文字は、柔らかく温かな表情があり、人を惹きつける魅力があります。

子どもたちにとって、『たんぽぽギャラリー』という作品を発表できる場があることは、「自分の作ったものを見てもらえる」という自信につながっています。保護者の方々や先生たちに温かく見守られながら、今日も創作意欲いっぱいの新たな作品が生み出されています!

たんぽぽギャラリーの作品は、子どもたちの「やってみたい」の気持ちが溢れた力作ばかりです。ファミリーセンターへお越しの際は、ぜひ足を止めて楽しんでくださいね。

問合せ:子育て支援センター親子教室
(内線2583)

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU