1.一般会計の決算
歳入の決算額は516億6,152万円(前年度より24億3,674万円の減)、歳出の決算額は468億8,903万円(前年度より26億708万円の減)となりました。
歳入と歳出の差額から翌年度へ繰り越すべき財源を控除した実質収支額は39億6,397万円となり、このうち20億円を基金に積み立て、残額は翌年度へ繰り越しました。
◇一般会計
◎『せきしのけっさん』もご覧ください
市民の皆さんに市政をより身近に感じていただくため、市の事業ごとの決算や内容、財源などを記載し、わかりやすく説明した『令和5年度せきしのけっさん』を発行しました。市ホームページで公開するほか、市役所、西部支所・各地域事務所の窓口でも無料で配布しています。
【HP】https://www.city.seki.lg.jp/0000021327.html
2.特別会計と企業会計
〇特別会計の決算
国民健康保険などの事業は、一般会計とは別の会計(特別会計)を設けることになっています。個々の特別会計の決算額は下表のとおりです。
▽特別会計の決算
〇企業会計の決算
水道事業および下水道事業は、一般会計や特別会計とは異なり、企業会計として自らの事業の収益でまかなわれます。これらの事業会計は「収益的収支」と「資本的収支」からなり、それぞれの決算額は下表のとおりです。
▽水道事業会計の決算
▽下水道事業会計の決算
3.基金と市債の状況
〇基金(貯金)の状況
基金は市の「貯金」にあたります。「財政調整基金」は年度間の財源を調整するため、「減債基金」は市債の償還や管理を計画的に行うための基金です。その他、特定の目的のために積み立てる「特定目的基金」があります。
〇市債(借金)の状況
市債は市の「借金」にあたります。令和5年度の一般会計における市債の借入額は約26億円、元金の償還(返済)額は約40億円でした。市では入札による低利な借入れや、地方交付税措置のある有利な借入れを行い、返済による将来負担の軽減に取り組んでいます。
4.財政健全化の推進
『地方公共団体の財政の健全化に関する法律』により、財政の健全度を判断するための4つの指標からなる「健全化判断比率」と公営企業会計の「資金不足比率」を公表しています。この法律では、「早期健全化基準」と「財政再生基準」の2段階で財政悪化をチェックすることになっています。令和5年度決算では、いずれの指標も基準を下回り、前年度に引き続き市の財政状況は健全な状態です。今後も社会情勢の変化や自然災害など不測の事態に備えつつ、健全な財政を維持できるよう、より効果的、効率的な行財政運営に努めていきます。
(1)実質赤字比率…一般会計などの赤字の程度を指標化し、財政運営の深刻度を示すものです。
(2)連結実質赤字比率…財産区特別会計を除くすべての会計決算額を合算して全体の赤字の程度を指標化し、財政運営の深刻度を示すものです。
(3)実質公債費比率…市の借入金の返済額や、これに準ずる額の大きさを指標化し、資金繰りの危険度を示すものです。
(4)将来負担比率…決算時点での市の借入金残高や、将来負担しなければならない額を指標化し、今後の財政運営を圧迫する可能性を示すものです。将来負担額を充当可能財源が上回る場合はマイナスとなります。
(5)資金不足比率…公営企業の資金不足を指標化し、経営状況の深刻度を示すものです。
照会先:財政課
【電話】23-6798
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