恩返しから始まった歩み
消防士 森大樹(だいき)さん
福島県出身。東京消防庁で10年間の勤務を経て、妻の地元である本市へ移住。
今年4月から、市消防署で勤務。2児の父。
■震災そしてコロナ禍
高校を卒業した数日後、東日本大震災が発生しました。避難先のテレビで、被災地を支援してくれる東京の人たちを見て、何か恩返しをしたいと考えるようになりました。元々消防職を目指していたこともあって、専門学校を卒業後、東京消防庁に入庁しました。
消防士として10年間勤務。結婚し、2人の子どもを育てる中で、近くに親族がいない大変さを感じました。新型コロナウイルスの影響で生活が一変する中、家族や友人とも会えない日々が続き、人とのつながりの大切さを実感しました。家族を身近に感じ、見守られながら子育てをすることが最善だと思い、移住を決めました。
■このまちで暮らして
移住した当初、コロナ禍だったこともあり「東京から来た」と言うと、構えられるのではと心配しましたが、みなさん自然に受け入れてくれました。
穏やかな瀬戸内海のようにゆったりとした時間が流れるこのまちは、気候も良くてとても住みやすいです。苦労が無いわけではありませんが、時間が解決してくれるものばかりです。何より、のびのびと過ごす子どもたちの姿に、移住は正解だったと感じます。
これからは、消防士として、また地域の一員として、このまちで暮らす人たちを守っていきたいと思います。
移住に関する問い合わせ先:政策推進課
【電話】28-6057
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