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自治体の皆さまへ

地域を守るみんなのヒーロー 大府市消防団(1)

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愛知県大府市

~あなたの力が、まちの安全・安心をつくる~

消防職員と共に、地域の安全・安心のために活動する消防団員。
2011年に発生した東日本大震災において、最後まで勇敢に活動した消防団員の姿は、10年以上経った今も、人々の記憶に鮮明に残っています。
大規模災害が発生する時、消防署だけでは対応が困難であることから、消防団員の働きや手助けが欠かせません。
今回の特集では、地域のために活躍する消防団を紹介します。
あなたの力とまちへの思いを消防団員として発揮してみませんか。

■About 消防団の紹介
○消防団とは
消防団は、サラリーマン・主婦・学生などの一般の方が、火災・風水害・震災などの災害時に出動し、活動する特別職の非常勤公務員です。
災害時以外にも、火災に備えた訓練をはじめ、初期消火や防災訓練での市民指導、火災を未然に防ぐための巡回広報・年末夜警、各イベントでの消防団の啓発活動など、地域に密着した活動を行っています。

○大府市の消防団
市は、7つの分団(大府・横根・北崎・共和・長草・吉田・森岡)が、それぞれ管轄する地域の防災を担っています。
消防団長と消防副団長をはじめ、各分団に約20人、総団員数は153人で構成しています。中には、女性消防団員や学生消防団員も活動しています。
〔Date〕
総団員数:153人
女性団員:10人
学生団員:8人

○消防団の主な活動
毎月訓練:毎月、年間目標に掲げた訓練を行い、知識・技術を習得する。
消防操法大会:消防団員の操法技術の向上を目指し、その成果を発表する。
年末夜警:火災が多い時期に市内各地域を巡回し、火災予防の啓発を図る。
消防出初式:消防団員の士気を高める。
その他:各地区での行事の警備活動を行う。
全団員が全ての行事に参加するものではありません

◆Pick up 消防団の活動を子どもたちに紹介
「消防団出前講座」
吉田小学校で、小学3年生を対象に、消防団の活動を紹介する出前講座を開催しました。講師は吉田分団の団員らが務め、防火衣の試着や消防車の見学を行いました。
子どもたちは、大人用の防火衣とヘルメットを着用し、どのように消防活動を行うのか、防火衣の性能や重要性について学びました。消防車の見学では、実際に消防車に乗り、サイレンを鳴らして音の大きさを確認したり、ホースを手に持ち、実際の重さを体感したりするなど、子どもたちはより一層、消防団についての興味を深めました。

Seeing them hard at work is cool

■Benefits 消防団にはメリットがいっぱい
○活動報酬
消防団活動において、報酬・出動手当・退職報償金を支給します。
年額報酬:
・分団長 10万9000円
・副分団長 7万6000円
・部長・班長 3万7600円
・団員 3万6500円
出動手当:災害時・警戒・教育訓練などに従事した場合に支給
・災害・警戒 1日につき2000~8000円
・それ以外 1回につき2000~4000円
退職報償金(3年以上5年未満の場合):
・分団長 13万1000円
・副分団長 12万8000円
・部長・班長 12万2000円
・団員 12万円
勤務年数が増えると、退職報償金も増加します

○消防団応援の店
全国の店・事業所など、消防団応援の店に登録された店舗で、消防団員やその家族が、割引やサービスを受けられる制度です。
飲食店だけでなく、生活に役立つさまざまな店舗で利用することができます。

○消防団協力事業所表示制度
消防団の活動に積極的に協力している事業所・団体を消防団協力事業所として認定する制度です。
地域の消防防災力の充実強化・消防団活動の一層の推進を図ることを目的としています。事業所などの協力が、社会貢献活動として広く認められることを期待しています。

○学生消防団活動認証制度
消防団で1年以上活動した大学生・専門学校生などの学生消防団員の功績を認証する制度です。
企業のメリットは、社会貢献実績のある人材や団体行動・規律などを身に付けた人材を確保しやすくなり、消防団経験者を採用することで災害対応能力の向上が期待できます。学生のメリットは、消防団員として地域に貢献してきた実績を就職活動などで企業にアピールでき、功績が評価されることで意欲の向上につながります。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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