◆小牧市まちづくり推進計画第2次基本計画
私は、これまで「改革と創造の市政」「チャレンジする市政」を掲げ、こどもが夢を育み、高齢者をはじめ誰もが安心して暮らせる、持続可能な魅力と活力あふれる夢ある小牧の実現にむけて、未来を見据えた様々な改革と小牧市の明るい未来につながる新たなチャレンジに全力を注ぎ、信念とスピード感をもって市政を運営してまいりました。
令和2年2月には、小牧市民憲章に掲げる理想のまちを実現するため、自治基本条例に基づいて策定した初めての計画である「小牧市まちづくり推進計画第1次基本計画」を策定いたしました。
この計画は、市政の軸となる考え方や戦略を示した「都市ヴィジョン」、「市政戦略編」や行政改革大綱にあたる「自治体経営編」を内包するなど、限りある行政の経営資源をより無駄なく最適に配分すると同時に、効果的・効率的で持続性が高い自治体経営を推進していくための仕組みを実装しており、4年ごとの市長選挙を起点とした8年計画を策定するローリング計画といたしました。
なお、この仕組みは、2022年の第17回マニフェスト大賞〈首長の部〉で上位5名に贈られる「優秀賞」に選出されるなど、外部機関からも一定の評価をいただいております。
今回、新たに策定した「小牧市まちづくり推進計画第2次基本計画」は、第1次基本計画でまちづくりの機軸として掲げた3つの都市ヴィジョン『こども夢・チャレンジNo.1都市』『健康・支え合い循環都市』『魅力・活力創造都市』を承継するとともに、持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現を目指すSDGsや、性別・人種・国籍・年齢・障がいの有無などの多様性を活かすダイバーシティの考えも包含しつつ、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進やカーボンニュートラルの実現など時代の潮流に対応すべく新たな視点を加えた計画といたしました。
今後のまちづくりは、この「小牧市まちづくり推進計画 第2次基本計画」に基づき、進めてまいります。
◆市政運営方針
▽こども夢・チャレンジNo.1都市
これまで、「こども夢・チャレンジNo.1都市宣言」や「小牧市地域こども子育て条例」の制定、「夢にチャレンジ助成金」などの創設のほか、「学習支援事業『駒来塾』」、「ひとり親家庭等支援事業」、「こまきこども未来館の開館」などに取り組んでまいりました。
また、子育て家庭への支援としては、「子育て世代包括支援センター」による妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない子育て支援体制の構築、「児童クラブの開所時間の延長」、「18歳到達年度末までの子ども医療費助成拡大」などに取り組んでまいりました。
今後も、これまでの取組を引き継ぎながら、家庭環境や境遇に関わらず、すべてのこどもたちが夢を育み、未来を描いて挑戦することができるまち、そして、来るべき未来社会を見据えて、充実した教育・子育て環境を実現する「こども夢・チャレンジNo.1都市」を目指してまいります。
▽健康・支え合い循環都市
これまで、市民の健康づくりに向けて、本市独自の人間ドック制度や健康いきいきポイント制度の創設、各種検診・予防接種の充実、ウォーキングアプリ「alko」の開発、フレイル予防の実施、高齢者外出支援につながるこまき巡回バス「こまくる」の拡充、口腔ケアの充実などに取り組み、市民の健康づくりを応援してまいりました。そして、地域協議会の設立・運営支援、支え合いいきいきポイント制度の創設、ふれあい・いきいきサロンの設立・運営支援、こまき市民交流テラス「ワクティブこまき」の開設など、支え合いの地域づくりに取り組んでまいりました。
高齢者の割合が増え続ける中、地域で支え合って自分らしくいきいきと安心して暮らし続けることができる「幸せな高齢社会」を実現するため、今後も、健康・生きがいづくり支援と支え合いの地域づくりを両輪に「活力ある高齢社会(小牧モデル)」による「健康・支え合い循環都市」を目指してまいります。
▽魅力・活力創造都市
これまで、小牧市の将来を見据えて、市内企業の操業支援、企業の誘致、産業集積の推進や、市内の消費循環を高めるこまきプレミアム商品券事業、史跡小牧山や小牧発祥の名古屋コーチンなどを核とした観光振興などに取り組み、小牧市の魅力と活力を高めてまいりました。
地域ごとの取組としては、小牧市中央図書館の開館や「小牧市中心市街地グランドデザイン」に基づく取組等による中心市街地のにぎわいの創出、人口減少が進む東部地域における魅力の向上等に取り組んでまいりました。
今後も、持続可能な魅力と活力あふれる小牧市を実現するため、若い世代や子育て世代が住みたい、住み続けたいと感じられる魅力あるまちづくりを進めるとともに、地域経済を支援し、まちの活性化を図り、バランスの良い産業集積を今後も持続的に高めることにより、経済・雇用・財政の基盤が確立された、将来にわたって輝き続ける「魅力・活力創造都市」を目指してまいります。
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