文字サイズ
自治体の皆さまへ

南魚沼市立地適正化計画の策定への取り組み~第4回防災指針、誘導施策について~(1)

4/29

新潟県南魚沼市

■立地適正化計画とは?
市では、今後も人口減少・少子高齢化の継続が想定される中、安全・安心な暮らしやすいまちを構築するため、立地適正化計画の策定に向けて取り組んでいます。これまでの検討内容については、市ウェブサイト(「ニュースレター」で検索)をご覧ください。
今回は、誘導区域を対象に、自然災害によるリスクを分析し、まちづくり上の課題と対策を検討した「防災指針」と、南魚沼市が抱える地域課題に対して、立地適正化計画の中で取り組む「誘導施策」の検討結果を紹介します。

■防災指針について
居住誘導区域を対象に、自然災害に対するリスクを評価し、まちが災害に対して強靭でかつ避難が可能な構造になることを目的に、まちづくりの観点からの課題を捉え、具体的な施策を示すものです。

◇災害リスクの評価
(1)水災害(洪水、雨水出水)→浸水深3.0m以上(2階が床上浸水)と3日間以上の浸水を高リスクと評価
・評価対象河川と想定雨量

・評価基準
※詳しくは、本紙またはPDF版を参照してください。

(2)土砂災害→レッドゾーン・イエローゾーン、砂防指定地を高リスクと評価
・評価対象…市街地と接する魚沼丘陵、越後山脈の斜面
・評価基準…レッドゾーン・イエローゾーン、砂防指定地

(3)地震災害
・評価対象…六日町断層帯
・評価基準…地震についてはいつ、どこで、どの程度の規模で発⽣するか予測不可能であり、立地適正化計画における誘導的手法では災害リスクのコントロールが困難であることから、講ずる対策の検討は行いません。しかし、土砂災害リスクのある区域(レッドゾーン・イエローゾーン)については、誘導区域からの除外を検討します。また、全市的に建物の耐震化・不燃化を推進します。

■各種災害ハザード情報に基づくリスク分析の結果
都市計画区域全体では、水災害、土砂災害、地震災害の災害リスクを有しています。
このうち、都市機能・居住誘導区域に想定される災害リスクは、想定最大規模[L2]の降雨時の外水氾濫による洪水被害と、地震災害です。
※1 内水氾濫による雨水出水については、下水道課で水量別の浸水リスクを分析中。分析結果は「内水ハザードマップ(仮称)」として公表予定
※2 本計画の誘導的手法では災害リスクのコントロールが困難であることから、講ずる対策の検討は行いません

■居住誘導区域における防災まちづくり上の地域課題とリスク回避・低減策
想定最大規模[L2]の降雨が生じた場合のリスク分析をした結果、浦佐市街地と六日町市街地で、防災まちづくり上の地域課題が見えてきました。これらの地域課題に対して、リスクを回避・低減させる対策を講じ、スケジュールに基づいた着実な遂行を図ります。なお、塩沢市街地は福祉避難所の不足以外の課題はありません。

◇地域課題
[浦佐駅以東エリア]
課題:氾濫流による家屋倒壊等想定区域となっており、木造建物に倒壊などの被害が生じるおそれがある。
[六日町駅以東エリア]
課題:浸水が想定されるため、地域防災計画の中で「水害時は注意」とされている避難所が多い。
[浦佐駅周辺エリア全体]
課題:想定最大規模[L2]時に3.0m以上の浸水リスクがあり、水平避難が必須だが避難所の立地がない。
[六日町・塩沢全体]
課題:避難行動要支援者が安全に避難できる福祉避難所が不足している。
※詳しくは、本紙またはPDF版を参照してください。

◇リスク回避・低減策

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU