市では、全ての市民が「生涯自分の歯でしっかりかんで食べられる」ことを目標に、「村上市歯科保健計画(第3次)」を策定しました。市民一人一人が歯と口腔の健康を保てるように、家庭や地域、関係機関などと協働しながら取り組みを進めていきます。今回は、成人期の現状について紹介します。
■市の主な現状
令和4年度の成人歯科健診の結果、歯周病にかかっている人の割合は、30~70歳代の全ての年代で、80%を超えており、歯周病は、成人期以降の歯を失う原因の一つとなっています(図1)。
■歯周病が全身に及ぼす影響
歯周病菌は歯肉の間から血管に入り、血流に乗って全身に広がります。この菌が血管の炎症を引き起こし、血栓(血の塊)ができやすくなるため、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高くなります。
また、歯周病菌は血糖値を下げるインスリンの働きを弱めるため、糖尿病とも関係があることが分かっています。
■歯周病を予防するために
・生活習慣の見直しを図り、バランスの良い食事をよくかんで食べましょう
・フッ化物入りの歯磨き剤を利用し、毎食後歯磨きをしましょう
・かかりつけの歯科医を持ち、定期的に歯科健診を令和4年度歯周病の罹患割合受けましょう
▽図1 令和4年度歯周病の罹患割合
市健康管理システムより
問合せ:保健医療課健康支援室
【電話】53-3364
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