健康な体は運動と食事から!今月は食事について紹介します。
教えてくれるのは新潟薬科大学准教授の能見祐理さんです。
◎能見准教授
私たちの体は食事から摂取した成分でできています。食生活を見直すだけで健康に大きく近づけます!
[カラダの焦げを防いでアンチエイジング!~糖化を防ぐ食生活の実践~]
パンをトーストすると、香ばしい香りとともに美味しそうなキツネ色に色づきます。食品を美味しくさせる有名な化学反応(メイラード反応)ですが、同じ反応がわたしたちの体の中で過剰に起こると、終末糖化産物(AGEs)が蓄積し、生活習慣病や老化を引き起こしてしまいます。この反応を「糖化反応」といいます。
過剰な糖化反応を防ぐにはどうしたらいいでしょうか。糖化反応は糖とたんぱく質が共存するだけで進行します。私たちのからだはたんぱく質でできていますから、体内に糖が過剰に滞らないように工夫する必要があります。清涼飲料水などの糖質の過剰摂取に注意する、糖質の代謝を上げるビタミンB群を積極的に摂取する、食事の際には血糖値上昇を抑制する食物繊維やポリフェノールを先に摂取し、食後血糖値のアップダウンがゆるやかになるようにするなど、日々の食生活に少し工夫を加えるだけで過剰な糖化反応を防ぐことができます。糖化の観点から、日々の食生活を見直してみてはいかがでしょうか。
※詳しくは広報紙巻末をご覧下さい。
講師:新潟薬科大学 能見准教授
問合せ:役場保健福祉課
【電話】57-6112
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