9月から10月にかけて、伊豆大島北部を震源とする地震が多発しました。このうち震度1以上の地震は9月23日、10月2日、3日は各2回、計6回(元町)でした。岡田など北部地区のみなさまからは、「地震が多くてユンベ(昨夜)は寝れーなかったよ」、「ヨッセラ(すごく)揺れて家が壊れんかと思った」、「コータ(こんな)に揺れてんのにテレビでやんないじぇー」などの声がありました。これは「震度計」の位置と地震の大きさが関わっています。
地震の揺れの大きさを観測する「震度計」は、大島では「元町(町役場)」、「差木地(公民館)」、「波浮港(出張所)」にあり、北部地区にはありません。今回の地震は規模が小さいため震源に近い北部地区では身体に感じますが、震源から少し離れた元町などでは地震の揺れが小さくなり震度は1未満だったのでしょう(南部ではさらに揺れは小さかったでしょう)。
また、地震情報がテレビなどで報道されるのは震度3以上、震源・震度情報(気象庁)は震度1以上が観測された場合に発表されます。このため、今回の地震のように局所的に発生し規模の小さい地震については、地震の情報が発表されません。伊豆大島近海では、このような局所的に発生する小さな地震は年1,2度の頻度で多発しています。「揺れてんな」、「噴火すんだろーか」など心配な場合は、気象庁火山防災連絡事務所(【電話】2-1166)まで照会ください。
問い合わせ:防災対策室
【電話】2-0035
■防災クイズ
地震(じしん)を観測(かんそく)する機械(きかい)はなんでしょう。
(1)地震計(じしんけい)
(2)体重計(たいじゅうけい)
(3)小椋佳(おぐらけい)
防災クイズの答え:(1)地震計
<この記事についてアンケートにご協力ください。>