咳・たんなどの呼吸器症状が2週間以上続いたときは、早めに医療機関を受診しましょう。
■結核をはじめとする呼吸器感染症を防ぐために
結核に加え、新型コロナウイルス感染症をはじめとした呼吸器感染
症の脅威が再認識されています。感染を防ぐためには、マスク着用な
どの咳エチケット・手洗い・換気などの基本的な感染対策・予防接種
などが重要となってきます。
結核は過去の病気だと思われがちですが、5年には国内で約1万人が発病し、約1600人が死亡した日本の重大な感染症です。5年の新規患者数は、都内で約1200人、区内では32人でした。
■結核ってどんな病気?
結核は、結核菌を肺に吸い込むことで起こる感染症です。感染しても全ての人が発病するわけではなく、通常は免疫により結核菌の増殖を抑え込みますが、抑えきれなくなると発病します。
■こんな時はすぐに受診してください
初期症状は咳・たん・発熱など風邪に似ています。このような症状が2週間以上続いたときは、呼吸器科のある医療機関を受診しましょう。健診などの胸部エックス線検査の結果が「要精密検査」だったときは、放置せず早めに受診しましょう。結核は早期発見・治療をすれば治る病気です。早期発見は、重症化を防ぐだけでなく、家族・周囲の人への感染を防ぐためにも重要です。
■予防・早期発見のために
年1回は学校・職場の健診、区民健診などで胸部エックス線検査を受けましょう。
乳幼児は結核を発病すると重症化しやすいため、生後5~8カ月にBCGワクチン接種を受けましょう。また、高齢者は咳・たんなどの症状も出にくくなり、受診・診断が遅れてしまうことがあるため注意が必要です。
問合せ:杉並保健所保健予防課感染症係
【電話】3391-1025
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