■線状降水帯の発生に注意しましょう
非常に強い雨が数時間降り続く「線状降水帯」の発生が年々増えています。令和5年6月の台風2号接近時には、関東甲信地方で線状降水帯が発生し、大雨災害の危険性が急激に高まる可能性があると気象庁から発表されました。線状降水帯が発生すると、区内全域で雨水がマンホールなどから溢れ出す「内水氾濫」が発生する可能性が高まります。日頃から、情報収集の方法を確認したり、避難の準備をしたりして、大雨災害に備えましょう。
◆線状降水帯とは…
積乱雲が多く連なり、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過・停滞することで作り出される帯状の雲のことで、数10km~数100kmにわたって続くことがあります。
雲が100km以上連なると、区内全域がすっぽりと覆われてしまいます。
◆情報収集と避難の備えを
◇大雨の半日程度前
線状降水帯による大雨の可能性がある程度高いことが予想される場合、半日程度前から、気象庁が「線状降水帯」というキーワードを使って呼び掛けます。
大雨に備えて情報収集や避難の準備など、心構えをしておきましょう。
◇大雨発生前
浸水しない地域にお住まいの親戚や知人宅がある場合は、縁故避難を検討しましょう。
また、区HPやSNS、かつしかFMなどで、一時滞在施設の開設状況などをお知らせしています。一時滞在施設が開設されたら、浸水する危険のある地域の1階や平屋にお住まいの方は早めに避難しましょう。
地区センターなどを一時滞在施設として開設します。
◇線状降水帯による大雨発生
気象庁から、都内に「顕著な大雨に関する気象情報(線状降水帯の発生をお知らせする情報)」が発表された場合には、建物の2階以上へ避難してください。少しでも高い場所へ避難し、命を守る行動をしましょう。
◆日頃から大雨被害に備えましょう
内水氾濫によって自宅が浸水するのか、避難する際どこに避難すればよいのかを、水害ハザードマップで日頃から確認しておきましょう。
また、区では在宅避難ガイド(水害編)を作成しました。どのような方が在宅避難できるのか、在宅避難をする際にどのような備えが必要なのかを確認しておきましょう。
水害ハザードマップ・在宅避難ガイド(水害編)配布場所:危機管理課(区役所5階503番)
窓口で配布する他、区HPからもご覧になれます。
担当課:危機管理課
【電話】03-5654-8572
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