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きらりとちぎ人

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栃木県栃木市

まちづくりネットワークつが 会長
石本設計
石本俊光(いしもととしみつ)さん
市内で設計事務所を営みながら、都賀地域のまちづくり実働組織、蔵の街職人塾、社会福祉協議会、うだちの会など、様々な団体で活動し、栃木市のまちづくりを支える石本さんにお話を伺いました。

■ものづくりの楽しさを伝える
会津出身石本さんは、設計士として県内に15年在住した後、奥さんの実家のある都賀町に移住しました。
手先が器用で、ものづくりが趣味。仕事のかたわら、収集した流木を使った木工教室などを行っています。市内のイベント内で開催したり、小学校で授業を頼まれることも。『流木鉛筆』、『木工かぶと虫』など様々な作品を教えるほか、小石で作る六地蔵など、得意な作品多数。
「イベントに併せて横山郷土館などの施設で教室を行っていますが、市の魅力を伝えるため、入館者の増加に協力したい。そしてものづくりの楽しさを皆さんに知ってほしいのです。私自身、木製の製品などを見ると『どうやって作っているのかな?』と必ず考えてしまうくらいものづくりが好き。更に人と共同で作品を作る楽しさは、まちづくりにも通じるところがあります。」

■地域のまちづくりに貢献
多くの団体の活動に協力している石本さんは、まちづくり実働組織『まちづくりネットワークつが』の会長として、パワフルに地域を盛り上げています。
「都賀に移住後、地域の事をよく知りたい、と地域協議会の公募に手を挙げたのがきっかけ。その後、実働組織に移り会長に就任しました。最近の都賀の桜祭りやハス祭りでは、フォトコンなどの新たな試みで来場者も増加し、キッチンカーの売り上げも見込めるようになりました。今後は商店街などに出店を働きかけ、イベントを地域の活性に直結できれば、と考えています。」

■若い世代と共にまちづくりを
今後のまちづくり活動に必要なこととはなんでしょうか。
「話し合いでは様々な対立意見が出るが、腰を据えて聞けば、大概は理解できるもの。しかし、時間がなく、表面的な情報だけで白黒つけてしまうことが多い。まずはお茶を飲みながら語り合い、一体になって取り組む準備をすることが大事だと考えています。」
また石本さんは、多くの若者がまちづくりに参加し、活動の世代交代をしていくことが必要だと言います。
「若者がイベントに参加してくれない、と嘆く人もいるが、面白い事をやれば自然に人は集まるはず。工夫し、情報発信し、若い世代も興味を持って参加できるよう、地域の皆で協力して取組んでいきましょう。」

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