市地域防災官による災害への防災意識や命を守る方法のお話を紹介します。
■警報・注意報と特別警報
市地域防災官 深江 政友
5月に入り今年も梅雨に向けて準備をする時季となりまりた。今回は、改めて「警報・注意報・特別警報」についてお話します。
気象庁は、重大な災害が起きる恐れがあるときには「警報」を、災害が起きる恐れがあるときには「注意報」を発表します。警報や注意報は、予想される現象が発生する3~6時間前に発表され、短時間の強い雨に関する大雨警報・注意報や洪水警報・注意報は約2~3時間前に発表されます。警報が夜間や早朝に発表される可能性があるときは、夕方に注意報を発表し、その中で警報が発表される可能性がある時間帯が示されます。
このように時間に余裕をもって発表されるのは、防災機関や住民に伝わって避難行動を取るまでにかかる時間を考えてあるからです。
「特別警報」は警報の発表基準をはるかに超え重大な災害が発生する恐れが著しく高まっている場合に発表されます。特別警報が発表された場合、その地域は「数十年に一度しかないような非常に危険な状況」なので、市町村から発令される「緊急安全確保」などの情報に注意し、「ただちに命を守るための行動」をとる必要があります。
これから、出水期を迎えることになりますが、今一度、警報・注意報、そして特別警報の意味を整理して、「自分のとるべき行動」をチェックしておきましょう。
◇特別警報とは
問合せ:市防災課防災係
【電話】22-2111(内線3241)
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