■アユの一生
アユは10~12月に川で生まれ、海へ下ります。3~5月になると川を遡上(そじょう)。コケを食べ成長したアユは10~12月に産卵し一生を終えます。
■相模川のアユを守る
相模川を遡上する天然のアユは環境の変化により減少しています。資源豊かな川の環境を保つため、定期的に放流しています。
▽内水面漁業協同組合連合会
県内の各漁業組合が希望するアユの放流量や場所を取りまとめる
↓「内水面漁業協同組合連合会」から「厚木あゆ種苗センター」へ依頼
▽厚木あゆ種苗センター
河口で採取または人工ふ化させたアユを稚魚から育成
・放流…「県内の河川」主に4月下旬~5月に相模川や多摩川などに放流
・提供…「飲食店・イベントなど」アユのつかみ取りや塩焼きの提供など
■市内で楽しめるアユ
▽釣る
6月1日から相模川でのアユ釣りが解禁されます。
期間:6月1日~10月14日
漁法:ルアー釣り(一部区域のみ)、コロガシ・友釣り
申込み:釣り具店や市まるごとショップ「あつまる」で販売する遊漁券を購入
問合せ:農業政策課
【電話】225-2801
▽味わう
市まるごとショップあつまるで甘露煮などを販売。
6~10月頃には市内の飲食店約7店でアユ料理が食べられます。詳細は市観光協会HPに掲載。
問合せ:商業観光課
【電話】225-2820
厚木あゆ種苗センターでは加えて活魚も販売
■アユと共にある厚木
あつぎ郷土博物館 学芸員
大野 一郎さん(63)
厚木とアユのつながりは古く、9世紀ごろまでさかのぼります。相模川は昔から「鮎川」と呼ばれていて、現在の厚木を含めた旧「愛甲」郡の名前はその「アユカハ」という言葉が由来だといわれています。江戸時代には幕府への献上品として生きたアユが納められていました。
明治時代以降になると、都心から来た人たちがアユ漁と料理を楽しむ「遊船会」や釣りをすることで、アユは観光資源として厚木を支える産業の一つになっていきました。厚木とアユは切っても切れない深いつながりがあります。
▽厚木とアユの歴史を展示
あつぎ郷土博物館ではアユ漁で使われていた道具や資料を展示しています。
問合せ:あつぎ郷土博物館
【電話】225-2515
問合せ:商業観光課
【電話】225-2820
<この記事についてアンケートにご協力ください。>