■冬場に流行する感染症にご注意ください!
冬場に流行しやすい感染症は、インフルエンザやウイルス性胃腸炎(ノロウイルス・ロタウイルス)、RSウイルス等があります。今月号では、インフルエンザとノロウイルスの対策を紹介します。
◆「インフルエンザ」の対策は?
インフルエンザは、38℃以上の高熱や頭痛、関節痛、筋肉痛等の全身の症状が強く、併せてのどの痛みや鼻水、咳等の症状も見られます。
気管支炎や肺炎、子どもは中耳炎や熱性けいれん等を併発し、重症化することがあります。
▽感染を防ぐには
(1)飛沫感染や空気感染、接触感染により、人から人に感染するため、「人ごみに出ない」「手洗い」「マスクの着用」が基本です。
(2)室内の温度や湿度を適度に保つ、十分な栄養と適度な運動により感染しにくい体づくりを行うことが大切です。
(3)流行前のワクチン接種が有効です。
▽子どもと高齢者の予防接種費用の一部を助成
インフルエンザ予防接種の効果は、接種を受けてから抵抗力がつくまでに約2週間かかり、その後5カ月間持続するといわれています。
助成対象者には、個別に助成券を送付しています。インフルエンザが流行する前に、早めの接種をしましょう。
▽子ども
対象者:町内在住で、平成17年4月1日から令和5年6月30日生まれで、接種日に満6カ月以上のお子さん
助成内容:1人1回の接種につき1,000円を助成
接種回数:
満6カ月から13歳未満⇒2回まで
13歳以上⇒1回(医師が特に必要と認める場合は除く)
助成対象期間:令和6年1月31日(水)まで
その他:
・接種券が使える医療機関は、助成券の同封書類に記載していますが、その他の医療機関でも別途申請・請求することで助成を受けられます。申請書は、町子ども・子育てサポートセンターまたは町ホームページから取得できます。
・医療機関によって、接種可能な年齢や接種日が違うため、事前に電話でご確認の上、受診してください。
▽高齢者
対象者:町内在住で、昭和33年12月31日までに生まれ、接種日に満65歳以上となる方
助成内容:自己負担額が1,800円となるように助成(生活保護世帯の方は、自己負担額が免除)
接種回数:1回
助成対象期間:令和6年1月31日(水)まで
その他:
・接種券が使える医療機関は、助成券の同封書類に記載していますが、その他の医療機関での接種を希望する場合は、町健康福祉課へご相談ください。
・接種当日は、助成券の同封書類に記載されている持ち物を持参の上、受診してください。
◆「ノロウイルス」の対策は?
ノロウイルスは、感染力がとても強く、感染すると嘔吐や下痢等の激しい症状が見られます。ウイルスが体内に入って24時間から48時間で発症し、乳幼児や高齢者、基礎疾患のある方は重症化しやすいため注意が必要です。
▽感染を防ぐには
(1)手洗い
食事の前やトイレの後は必ず行いましょう。
(2)加熱処理をする
食品の中心温度が85~90℃で90秒以上加熱することで無毒化できます。特に2枚貝(カキ、アサリ、ハマグリ、ホタテ等)の内臓に蓄積するので注意が必要です。
▽ノロウイルスが発生したら
ノロウイルスは、次亜塩素酸ナトリウムによる除菌が有効です。アルコールでの除菌はできません。
次亜塩素酸ナトリウムは、市販の漂白剤を薄めて家庭でも作ることができます。
次亜塩素酸ナトリウムの濃度による使い方の違い
▽注意‼
・直接手で触れない!
・汚物等の処理をする時は、使い捨てのビニール手袋、マスク等の感染防止用品を身に付ける。
お問い合わせ先:
町健康福祉課(担当・幸光/繁田)【電話】32-6704
町子ども・子育てサポートセンター(担当・武田)【電話】32-0192
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