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≪特集≫3月20日は市民防災の日 福岡県西方沖地震を振り返る(2)

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福岡県福岡市 クリエイティブ・コモンズ

◆自宅は地震に耐えられますか?住宅の耐震化について
市は、地震に強いまちづくりを進めるため、住宅の耐震化にかかる費用の一部を補助しています。昭和56(1981)年5月31日以前の耐震基準で建築された住宅が対象です。

▽耐震化の補助内容
・木造住宅…2階建て以下の木造戸建て住宅の、耐震化改修工事や建て替えにかかる費用、高齢者・障がい者のためのシェルター設置費用の一部
・共同住宅…3階建て以上で延べ面積1000平方メートル以上の建物の耐震改修工事にかかる費用の一部
・ブロック塀等…道路に面し倒壊の危険性があるブロック塀等の除去にかかる費用の一部
※ほか要件あり。
補助金額など詳細は、市ホームページ(「福岡市 耐震化」で検索)に掲載しています。
補助金を申請する場合は、事前に市と協議する必要があります。工事が完了したものや、既に着工されたものは対象になりません。耐震化を予定している場合は、必ず事前にご相談ください。
問い合わせは、建築物安全推進課(【電話】092-711-4580【FAX】092-733-5584)へ。

▽耐震診断について
福岡市耐震推進協議会は、木造戸建て住宅を対象に3000円で耐震診断を実施しています(耐震診断書、補強計画書、工事見積書を作成)。問い合わせは、同協議会(【電話】0120-861-988)へ。
ほかに、福岡県による木造戸建て住宅の耐震診断アドバイザー派遣制度(3000円ほか)もあります。問い合わせは、福岡県建築住宅センター 生涯あんしん住宅(【電話】092-582-8061)へ。
また市は、共同住宅の耐震診断費の補助も行っています。昭和56年5月31日以前の耐震基準で建築された3階建て以上、延べ床面積1000平方メートル以上の共同住宅が対象です。詳細は市ホームページ(「福岡市 共同住宅耐震化」で検索)で確認を。

▽防災・耐震改修セミナー
日時:3月21日(木)午後1時30分~4時30分
定員:120人
「大災害その時どうする、どうなる」と題し、防災セミナーと耐震改修セミナーを、アミカスホール(南区高宮三丁目)で開催します。申し込み・問い合わせは、福岡県建築住宅センター企画情報部(【電話】092-781-5169【FAX】092-715-5230)へ。

◆揺れやすさマップ(各区版)
マグニチュード7.2の警固断層南東部地震が発生した場合、どれくらいの揺れが予想されるのか、色分けして表示しています。地盤の状況や、建物の構造・建築年などを踏まえた耐震性能の目安も分かります。同マップは、情報プラザ(市役所1階)や各区役所情報コーナー、入部・西部出張所で配布しています。市ホームページ(「福岡市 揺れやすさマップ」で検索)にも掲載しています。

▽警固断層帯 南東部地震について
警固断層帯は、福岡県西方沖地震の震源域「北西部」と、志賀島南方沖~筑紫野市にわたる活断層「南東部」(約27キロ)に分かれています。もし南東部で地震が起きたら、福岡県西方沖地震よりもはるかに多くの建物が倒壊し、多数の犠牲者が出ると予想されています。

◆災害時に地域みんなで助かるために 防災講演会~個別避難計画のススメ~
市は、跡見学園女子大学コミュニティデザイン学科の鍵屋一教授を講師に迎え、防災講演会を開催します。
鍵屋教授は、被災者支援等に関する活動が国の防災力向上に貢献したとして「令和5年防災功労者防災担当大臣表彰」を受賞しました。講演では、災害時に誰一人取り残さないために、福祉や防災、コミュニティがどのように連携すればよいのか、高齢者や障がい者など自ら避難することが困難な人への避難支援について話します。自分や家族、地域の安全を守るために、一緒に考えましょう。
日時:3月20日(水・祝)午後1時30分~3時(1時開場)
場所:中央市民センター3階ホール
定員:先着500人
料金:無料
申し込み:3月15日(金)までにファクスかメール(【メール】bousai01@city.fukuoka.lg.jp)に氏名、電話番号を書いてお申し込みください。

問い合わせ先:地域防災課
【電話】092-711-4156【FAX】092-733-5861

○個別避難計画について
平成25年に災害対策基本法が改正され、避難の際に支援を要する人の名簿の作成が義務付けられました。市は、・障害者手帳を持っている人・要介護認定を受けている人・65歳以上の高齢者―等を登載した名簿を作成し、本人の同意を得て地域の人に提供しています。
災害時、避難行動要支援者への円滑な避難支援を行うため、市は名簿を活用した個別避難計画の作成を進め、地域防災力の向上に努めています。

◆自分でできる地震対策
▽家具の固定と配置
地震の際、家具の下敷きにならないように、たんすや食器棚などの家具類をL字金具等で壁に固定しましょう。壁を背にして配置した家具や電化製品は、前方に倒れてきます。倒れても出口をふさがないように配置し、倒れてくる方向を避けて寝ましょう。

▽簡単な工夫で安全性アップ
・棚の上の方には重い物を置かない
・窓ガラス飛散防止フィルムを貼る
・石油ストーブの電池を外して収納する
等を行っておくと安心です。

◆市防災アプリ ツナガル+(プラス)
市は、被災者が市に直接メッセージを送れる防災アプリ「ツナガル+」を運用しています。能登半島地震では、多くの人が指定避難所以外に避難し、その状況や支援ニーズの把握が難しく支援開始の遅れにつながりました。「ツナガル+」は、どこからでも市に支援を依頼できるほか、避難所の混雑状況なども確認できます。詳細は、市ホームページ(「福岡市 ツナガルプラス」で検索)で確認を。問い合わせは、防災推進課(【電話】092-711-4153【FAX】092-733-5861)へ。

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