■異常気象と地球温暖化
近年、猛暑日や大雨の頻度が増加している背景には、地球温暖化が関わっているといわれています。地球の平均気温の上昇に伴い、大気中の水蒸気が増え、大雨の頻度が徐々に増えています。地球温暖化は、温室効果ガス排出量の増加が原因とされています。
■ゼロカーボンシティ(脱炭素社会)を目指して
温室効果ガスの排出抑制や気候変動に対処するため、市は「ゼロカーボンシティ宣言」を表明しました。
温室効果ガスの約6割は、私たちの衣食住や移動といったライフスタイルに起因するものといわれています。ゼロカーボンシティの実現に向けて一人一人ができることに取り組む必要があります。
今回は、様々(さまざま)な取り組みの一つ「移動」について紹介します。
●近い距離は自転車や徒歩で移動しよう
毎日の通勤、通学、買い物や旅行など、私たちの生活に「移動」はつきものです。移動手段には、徒歩や自転車、電車やバスなどの公共交通や自動車などがありますが、中でも自動車の二酸化炭素排出量は、家庭の二酸化炭素排出量の約4分の1を占めています。
1人が1km移動する時の二酸化炭素排出量は、自動車では128g、バスでは71g、鉄道では20g、自転車や徒歩はもちろん0gです。環境への負荷を考慮し、状況に応じた移動方法を選択しましょう。
出典:国土交通省輸送量あたりの二酸化炭素の排出量(旅客)(2022年度)
●公共交通を利用しよう
自動車に比べ、公共交通は二酸化炭素排出量が少なく、地球に優しい乗り物です。通勤や通学、旅行やちょっとした外出なども公共交通の利用を心がけてみましょう。
さらに公共交通を利用することによって、事故リスクの回避や生活費の節約、駅階段の上り下りや駅までの徒歩移動などによる健康増進など、様々なメリットがあります。
●自動車での移動はエコドライブを実践
自動車を運転する際に、エコドライブを実践すると、燃費も良くなり経済的です。加減速を緩やかにして周囲に気を配った運転をすることで、交通事故も減り、安全にもつながります。
▽エコドライブのすすめ
・ふんわりアクセル「eスタート」
・加速・減速の少ない運転
・エアコンの使用は適切に
・無駄なアイドリングはやめよう
・渋滞を避け、余裕をもって出発
・タイヤの空気圧を点検・整備
・不要な荷物はおろそう
・車の燃費を把握しよう
最適な方法を選択し、地球に優しい移動を実践しましょう。
出典:環境省デコ活ウェブサイト「「移動」を「エコ」に。」(【URL】https://ondankataisaku.env.go.jp/decokatsu/smartmove/about_smartmove/index.html)を加工して作成
問合せ:かんきょう課
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