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特集 自(みずか)らを助(たす)ける(1)

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福岡県筑紫野市

大雨による洪水、土砂災害や地震などの自然災害は、時として、想像を超える力で襲ってきます。
いつ襲ってくるかわからない自然災害を前に、日ごろから対策をしておくことで、被害は少なくすることができます。防災対策で大切なことの一つは、自分の身の安全を守るために一人ひとりが取り組む「自助」です。

■激化する災害
梅雨の6月。大雨のシーズンを迎えます。近年、国内では暴風、豪雨、洪水などの災害による大きな被害が毎年のように発生しています。内閣府が公表している令和5年版防災白書においても「各地で猛威を振るう台風や豪雨等は、気候変動の影響等によりこれまで経験したことのないような規模となっており、今後さらに強大なものになると想定されている」と今後一層の災害の激化が懸念されています。
実際に福岡県では令和2年度から、国が激甚災害(著しく非常に激しい災害)として指定するほどの大きな被害が毎年発生しています。

■備えが大切に
激化する災害の中で、いざというときに慌てず行動できるよう事前に家族で防災や災害時の対応について話し合っておくことが大切です。
特に、乳幼児、高齢者、病人、妊婦のいる家族やペットを飼っている家族はその避難の方法も話し合っておく必要があります。

■家族(かぞく)で防災会議(ぼうさいかいぎ)
▼大下さん家の防災家族会議
大雨のシーズンを前に、実際に家族で防災について話し合いを行う大下さん家族に密着しました。大下さんは両親と子ども2人の4人家族で、ペットに犬を飼っています。
大下さんの防災家族会議では、ハザードマップを活用し、自宅が災害危険区域外であることや近隣の危険箇所を確認。併せて、「マイ・タイムライン」と「非常時持ち出し品・非常備蓄品」について話し合いました。

○話し合った項目
・家の付近の浸水状況や土砂災害のおそれのある箇所の確認
・災害時の連絡手段、最終的に出会う場所はどこにするか
・災害別の避難行動
・指定されている避難所とそこへ行くまでの避難経路
・家族の安否確認、隣近所への連絡など

▼マイ・タイムライン
マイ・タイムラインとは、災害が発生したときや災害発生の恐れがあるときに、いつ、どのように避難行動をとるか、とるべき行動や具体的対応について事前に決めておくものです。

▼非常時持ち出し品・非常備蓄品
○非常時持ち出し品
避難時にすぐに持ち出すべきもの。両手を自由に使えるリュックサックなどに入れ、玄関など持ち出しやすい場所に置いておきましょう。
また、避難時の負担にならない範囲の重さにおさめるようにしましょう。

男性で15kg、女性で10kg、子どもは体重の20%が目安

○非常備蓄品
被災時に、災害復旧までの数日間を自足できるように準備するものです。倉庫や車のトランクなどに分けて備蓄しておくと便利です。

▼マイ・タイムライン
・家族みんなで一緒に確認
・ウチは警戒区域外だから家が安全かな
・規模が大きいときは車での避難も想定!
・よく遊ぶ公園から家までの安全な道を確認したよ

▼ちくしのデジタルマップ
パソコンやスマートフォンでデジタル化した地図を確認することができる「ちくしのデジタルマップ」版ハザードマップを公開しています。住所などを入力することで簡単に災害危険箇所や避難所などの確認ができるので、自宅の周囲の状況を確認し、災害への備えに活用ください。
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▼ハザードマップ
市では、洪水、土砂災害などの災害危険箇所や防災についての情報を記載した「ハザードマップ」を作成しています。生活する場所だけでなく、避難経路にも危険箇所がないか確認することが重要です。
ハザードマップは、市ホームページでも見ることができます。
ID:1666

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