◆「ことばのちから」を生かしたまちづくりを進める四国の中核市
愛媛県のほぼ中央の松山平野に位置する松山市は温暖で、一年を通して雨が少ない、瀬戸内海気候のまちです。
伊予松山藩の城下町として栄え、明治6年に県都となり、平成12年に中核市となった松山市は平成17年に北条市、中島町と合併し、四国初の50万都市となりました。
市の中心部からほど近くに日本最古といわれる名湯・道後温泉があり、特別法により国際観光温泉文化都市の指定を受けている松山市は、俳人の正岡子規を輩出したほか、夏目漱石の『坊っちゃん』、司馬遼太郎の『坂の上の雲』の舞台となったことでも知られる文学のまちでもあります。
■穏やかな気候で暮らしやすい、いで湯と城と文学のまち
◇道後温泉本館
『古事記』や『日本書紀』『万葉集』『源氏物語』にも登場する道後温泉は日本三古湯の一つとされる。写真は明治27年に改築された共同浴場の道後温泉本館。
◇放生園(ほうじょうえん)
伊予鉄道道後温泉駅前にある広場。「坊っちゃんカラクリ時計」や正岡子規像、足湯などがあり、夜はレトロなガス灯に照らされる。
◇松山城
現存12天守の1つ。江戸時代に再建された天守から眺める松山平野や瀬戸内海は絶景。城郭遺構全体が国の史跡に、21棟が重要文化財に指定されている。
◇子規堂
正宗寺(しょうじゅうじ)の境内に正岡子規が17歳まで暮らした家が復元されている。直筆原稿や遺墨・遺品などを展示。
◇圓満寺(えんまんじ)
弘仁3年(812年)建立とされる。「湯の大地蔵尊」と呼ばれ、恋愛祈願の寺としても知られ、お結び玉祈願が人気。本尊は阿弥陀如来。
◇萬翠荘
旧松山藩主の子孫、久松定謨(さだこと)伯爵の別邸として建てられた。現在は各種イベントに利用されている。本館と管理人舎は国の重要文化財。
◇愛媛県美術館
来館者の「みる・つくる・まなぶ」を手伝う、参加創造型の美術館。平成10年に開館。内外の作品約12,000点を収蔵する。
◇北条鯛めし
東予・中予地方の名物料理。この地方の名産の鯛を焼き、昆布だしでふっくら炊き込み、身をほぐし、ご飯に混ぜ合わせる。
◇三津浜焼き
お好み焼きの一種。魚粉を振りかけた生地にキャベツやちくわ、肉、魚、卵、そばなどの具材をはさんで甘辛いソースをかけて食べる。
※写真は本紙をご覧ください。
◎Matsuyama City
人口:500,878 人(令和6年3月1日現在)
面積:429.35平方キロメートル
【URL】https://www.city.matsuyama.ehime.jp/
■見て、触れて、食べて松山の魅力を楽しんで
松山市長 野志克仁
松山市は、四国で一番の人口を有する中核市です。空港から市街まで車で 15 分。JR の駅、港もあり、市内には全国 18 都市しかない市内電車も通っていて交通の利便性が高いコンパクトシティです。瀬戸内海で水揚げされる新鮮な魚介類、「紅まどんな」や「せとか」などの高級かんきつの栽培が盛んで、美味しい食べ物が豊富です。また、松山の宝である道後温泉本館は、平成31年1月から、公衆浴場では日本で初めて営業しながら保存修理工事を行い、いよいよ7月11日に全館営業を再開します。ぜひ、ご家族、友人などと松山を訪れてください。
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