令和6年度 施政方針(3)

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■4　健康で、安心して暮らせる、元気な村づくり「健康で安心な村づくり」
住民皆が健康で安心して暮らすため、生活基盤の整備や防災対策、生活弱者への支援や健康を保つための取組を進め、元気な村をつくります。
そのために、以下の施策に取り組みます。

◇継続する主な施策
安全・安心の観点からは、ハード面として、災害の多発化傾向を見据え、豪雨により毎回溢水している箇所に対する抜本的な対策を進めるとともに、道路や橋の修繕も実施します。
また、老朽危険空き家の解体補助を継続するほか、道路や公共施設に支障を及ぼす可能性のある危険木の除去事業を継続実施します。
ソフト面としては、防災情報を得やすくするための高齢者向けのスマートフォン教室を拡充することに加え、洪水ハザードマップを活用した防災訓練の充実にも努めます。
健康づくりの観点からは、特定健診受診率の向上に取り組むほか、健康ポイント事業を継続します。
生活弱者にやさしい村づくりの観点からは、住民の足として便利に利用していただける効果的・効率的な地域公共交通体系の構築に取り組みます。

◇新たに取り組む施策
・ふれあいセンターはなのき跡地に消防団車庫を建設するとともに大型の防災倉庫を建設し、防災備品の充実にも努めます。
・村内各地に小型の土嚢ステーションを整備します。
・災害時等において大きな力となっていただいている消防団員の報酬を引き上げるとともに消防団の再編を支援します。
・5区犀勝沢の溢水原因となっている駅前の防火水槽を移転します。(補正予算対応)
・わら原地区の空き家解体跡地に災害時用のマンホールトイレを整備します。
・災害箇所等の状況をリアルタイムに把握できるシステムを導入します。
・上村地区の水路等の溢水や土砂流出について、抜本的な対策を検討します。
・度々災害に見舞われる金山井水の取り入れ口について、頭首工の改良工事を実施するとともに、鳥居峠坂ノ下沢の護床工事を実施します。
・村道奥木曽2号線の災害対策工事を実施します。(補正予算対応)
・村道岩岳線の改良工事と村道見山線の線形改良工事を実施します。
・吉田橋や塩沢橋梁などの改修工事を実施します。
・新薮原浄水場の運転を安定化させ、地域住民に安全で安心な飲み水を提供するとともに、中央監視システムにより水質異常案件などに迅速に対応する体制を整備します。
・水道管の老朽化や耐震化対策として吉田地区の水道管の布設替えを実施します。
・土木遺産旧菅橋の活用事業を展開します。
・令和7～11年度までの第3次健康福祉計画を策定します。
・新たに重点年齢歯科検診補助事業を開始します。
・幸せテラスまめのわ周辺の緑地広場に草刈りロボットを導入し、村民が利用しやすくするとともに、景観も維持します。
・グループホームの建設を進めます。
・自転車利用時の着用努力義務化への対策としてヘルメットの購入補助制度を創設します。
・買い物弱者対策として村内の買い物巡回バスを週2回試験運行します。

■5　財政健全化の推進
・行財政運営基盤の健全化を推進するため、村債について発行抑制を行い、村債残高の増加を防ぎます。

6その他の施策
・再生可能エネルギーの活用を図るべく、小水力発電のための水量調査、地形調査、魚類調査を継続して実施します。
・特定外来生物の駆除を促進します。
・小中学校のあり方の検討を本格的に開始します。
・やぶはら高原スキー場の過去3年間の営業状況を踏まえ、大規模投資の是非を含めた村の対応を決定します。