令和5年度の東御市における一般・特別・企業会計のそれぞれの決算が、市議会9月定例会において承認され、一般会計の決算額は歳入総額173億2,201万円、歳出総額166億6,144万円となりました。
一般会計を中心に決算の概要をお知らせします。
■一般会計の決算額
◆歳入…173億2,201万円
歳入を構成比でみると、市税などの自主財源は43.2%、国や県の補助金などの依存財源は56.8%となりました。
◆市税に含まれる目的税の活用状況
▽都市計画税
都市計画区域内の土地または家屋の所有者に納めていただく都市計画税の納付額は、2億2,085万円でした。下水道事業会計における下水道整備事業及び都市計画認定事業に係る市債の償還金に活用しました。
▽入湯税
温泉の入湯客に納めていただく入湯税の納付額は、309万円でした。観光費および消防設備費として活用しました。
歳入…年度内に入ってきたお金
自主財源…市が独自に収入することができるお金。市民税、固定資産税、使用料や手数料など
依存財源…国や県などから入ってくるお金。国庫支出金、県支出金、地方交付税、地方譲与税、市債など
市税…固定資産税や市民税、都市計画税
繰入金…各基金から取崩して一般会計に繰り入れたお金
財産収入・寄附金…土地貸付収入やふるさと寄附金など
諸収入…貸付金元利収入など
繰越金…前年度の余剰金など
分担金・負担金…保育料、施設入居者負担金など
使用料・手数料…市営住宅使用料など
地方交付税…各市町村が標準的な行政サービスを提供できるよう、一定の基準により国が交付する税
国県支出金…国や県からの補助金など
交付金…地方消費税交付金や地方特例交付金など
市債…市が長期にわたって借りるお金
地方譲与税…国から地方に譲与される税金
◆歳出…166億6,144万円
歳出のトップは民生費で全体の32.3%を占めました。第2位は総務費の16.1%、第3位は公債費の15.5%となっています。
また、それぞれの区分に含まれる人件費は総額で30億9,056万円(歳出総額の18.6%)になりました。
歳出…年度内に使ったお金
民生費…一定水準の生活と安定した社会生活を保障するための経費
総務費…市の全般的な管理等にかかる事務経費など
公債費…市が借入したお金の元金・利息分を返済するための経費
衛生費…健康で衛生的な生活環境を保持するための経費
土木費…道路や河川などの整備にかかる経費
教育費…学校整備や社会教育などの経費
農林水産業費…農林業振興の経費
商工費…商工業振興や観光振興の経費
消防費…消防・防災対策などの経費
議会費…議会の活動に要する経費
災害復旧費…被災した道路等の復旧にかかる経費
※各金額と構成比は、表示単位未満を四捨五入しているため、合計と一致しない場合があります。
■こんな事業に取り組みました
◇議会費
ペーパーレス会議システム整備業務委託料…115万円
◇総務費
ふるさと納税お礼品発送等業務委託料…1億4,880万円
市民プールプールサイド改修工事費…4,303万円
スマートフォンアプリ導入業務委託料…3,556万円
◇民生費
エネルギー・食料品価格等の物価高騰に伴う低所得世帯支援事業費…1億9,043万円
高齢者福祉拠点事業費(高齢者センター改修関連経費)…1億3,162万円
子ども第三の居場所開設事業費…7,012万円
◇衛生費
病院事業会計繰出金…2億4,455万円
医療福祉施設等価格高騰対策支援給付金…1,801万円
出産・子育て応援給付金…1,610万円
◇農林水産業費
御堂地区ワイン振興施設整備事業費…1億8,738万円
中山間地域等直接支払交付金事業費(耕作が困難な水田の維持管理費)…1億145万円
防災重点農業用ため池耐震評価委託料…3,212万円
◇商工費
温泉施設等指定管理委託料…1億200万円
交通システム運行費補助金…8,429万円
温泉施設照明LED化改修工事費…8,041万円
◇土木費
下水道事業会計繰出金…8億72万円
道路舗装等修繕工事費…1億1,998万円
市道除雪委託料…3,036万円
◇消防費
常備消防費(上田地域広域連合への支払い)…4億3,869万円
消防団車両等購入費…1,419万円
防災備品倉庫設置委託料…330万円
◇教育費
中央公民館照明LED化改修工事費…2,267万円
給食費負担軽減交付金…1,979万円
◇災害復旧費
農業施設災害復旧費(単独)…1,830万円
公共土木施設災害復旧費(単独)…374万円
(金額が大きいもの、特徴的なもの)
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