親知らずを除く上下14本ずつの歯を「永久歯」といい、永久歯が互いに協調しあって、食べ物の咀嚼(そしゃく)や発音などの機能を果たしています。
永久歯が多く残っている人ほど「健康寿命が長い」「病院にかかる医療費が少ない」という報告もあり、歯の健康が体の健康にもつながっています(義歯でもきちんと噛(か)めている人は健康状態が良い傾向にあります)。
◆歯を失う原因
歯を失う二大原因は「歯周病」と「むし歯」で、他にも「破折(はせつ)」や「矯正」、「埋伏歯(まいふくし)」による抜歯も多く行われています。年齢別でみると、歯周病と破折による抜歯は40歳以降で増え、むし歯はどの年齢層でも割合が高いです。
◆永久歯を守りましょう
たった1本の歯であっても、抜歯をするというのは、歯科医師にとっても慎重な判断が必要な処置です。
やむを得ず抜歯が必要となった場合は、抜歯後の治療方針を医師とよく相談し、きちんと噛める状態にすることが大切です。歯が抜けたままにしておくと、歯並びや噛み合わせが悪くなり、食べられる物が限られてしまうこともあります。
歯周病やむし歯の悪化を防ぎ、永久歯を1本でも多く残せるように、毎日の口腔ケアを行い、定期的に歯科医院でメンテナンスを受けるようにしましょう
◆妊婦歯科健康診査・成人歯周病検診
歯周病を治療せずに放置すると、糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病、誤嚥(ごえん)性肺炎などさまざまな病気を引きおこすリスクが高まります。定期的に歯科健診を受けることで、歯周病の早期発見・早期治療が期待できます。
◇妊婦歯科健康診査
妊娠届け出時に受診券をお渡ししています。通年で受診できますので、体調の良い時期に受診しましょう。
◇成人歯周病検診
本年度無料で受診できる方は、2025年3月31日時点で20歳、30歳、40歳、50歳、60歳、70歳の方です。7月までに送付した受診券を確認の上、須高地域の歯科医療機関を予約し、2025年1月31日までに受診しましょう。
※詳細は、市ホームページをご覧ください。
※受診券を紛失した方は再発行しますので、お問い合わせください。
問合せ:健康づくり課
【電話】026-248-9018
問合せ:保健センター
【電話】026-248-9023
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