市内小・中学校に1人1台端末(iPad)を整備し、令和3年度から授業などで本格的な活用がスタートしました。このコーナーでは、ICT教育に興味・関心を持っていただくため、GIGAスクール構想の取り組みを紹介します。
■GIGAスクール構想の取り組みを紹介
▽『Society5.0(ソサエティゴーテンゼロ)』、そして市が目指すもの
みなさんは、「Society5.0」という言葉をご存知でしょうか?これは、最先端のデジタル技術の活用によって、誰もが快適に暮らせる社会のことで、国が掲げる未来社会の姿です。既に、私たちの暮らしは、人口減少などの様々な社会問題に対応するために、ロボットやAIの利用、キャッシュレス決済、テレワークなどといった技術を積極的に活用する社会へシフトしています。今後は、ICT機器を上手に使いこなす力がこれまで以上に求められます。
このような中、市は、「Society5.0」時代を生きる全ての子どもたちが『予測不能な時代において、ICT機器を適切かつ効果的、創造的に活用できる能力を有し、持続可能な社会の実現に貢献できる人材』になることを目指しています。これからの時代を生きる子どもたちには、コロナ禍のように、今まで経験したことのない場面に遭遇した際、「よりよい社会や人生を切り拓(ひら)いていくために、自ら課題を見付け、思考・判断して課題を解決していく力」が必要です。そのような力を身に付けさせるためにも、学校では、児童・生徒が疑問に思ったことを解決する際、調べる方法(インターネット、教科書・参考図書、専門家への取材など)を自分で選択する中で、端末なども積極的に活用して、友達と考えを共有したり、発表・プレゼンテーションをしたりする活動を大切にしています。
▽Society5.0
・IoT※1で全ての人とモノがつながり、新たな価値が生まれる社会
・AIにより、必要な情報が必要な時に提供される社会
・イノベーション※2により、様々なニーズに対応できる社会
・ロボットや自動走行車などの技術で、人の可能性が広がる社会
※1 IoT…InternetofThingsの略。電化製品や電子機器、車など様々なものがインターネット上でつながり、情報交換をする仕組みのこと。
※2 イノベーション…技術的な革新により、社会に新しい価値を生み出すこと。
問合せ:教育総務課
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