「発達障がい」は認知度が低く周囲の誤解もあるため、本人、家族、周りの人に「発達障がい」を知ってもらうきっかけ作りとして掲載します。
今月号と来月号は、発達障がいの支援方法について紹介します。
■支援する
集団生活を営む上で本人や保護者、集団が困っている、またはつらい思いをしているなら、適切に行動できるよう支援することが必要です。
■気持ちに寄り添う
▽ほめる、注意する、などの感情表現に配慮する
うれしい気持ちは笑顔とともに、場合によっては抱きしめるなど、気持ちをストレートに表現して伝えましょう。ほめるときは気づいたその場ですぐに、よくない行動がみられたら少し離れたところで見守ります。そして「近づいて」「穏やかに」「静かな声で」注意してください。叱っても効果はありません。
▽人格否定しない
失敗やミスをしても「お前はだめだ」「いい加減にしなさい」「やる気がないなら帰れ」など頭ごなしの否定はやめましょう。
▽本人が納得できる説明をする
子どもの言い分を聞き、「なぜ~しないといけないのか」本人が納得できる説明をすることが大切です。
▽自己選択、自己決定を促す
自分で選択できるものについては、自己決定を尊重しましょう。約束やルールは、話しあって折り合いをつけていけるようにしましょう(決めたルールや約束は紙に書いて見えるところに貼るなど、視覚化すると意識しやすくなります)。
▽自己理解を促す
得意な(好きな)ことは認めて尊重し、苦手な(嫌いな)ことは、どうすればうまくいくかを具体的に一緒に考えて支援し、認めていくことが大切です。そのことが本人の自己理解を促していきます。
▽得意なことをみつける
興味関心のあることにはすべてのエネルギーを使ってまい進できる力を持っています。個性をポジティブにとらえることは、子どもの才能を開花させる手助けとなり、子どもの自尊心を育てることにもつながります。好きなことや得意なことをみつけて、その能力を伸ばしてあげましょう。
※鳥取県発達障がいハンドブックより
問合せ先:福祉あんしん課
【電話】52-1706
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