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自治体の皆さまへ

-特集-未来は守れる。

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鹿児島県 出水市

全国で年間約1,000人。
この人数は子宮頸がんの治療で子宮を失った方の人数です。

子宮頸がんの主な原因はHPV[ヒトパピローマウイルス]で、このウイルスは、子宮頸部のほか、肛門や陰茎にも感染して「がん化」させるため、男女ともに感染症予防対策が必要です。

特に、子宮頸がんは20~30代での発症数が一番多く、「妊娠できない」「妊娠を諦めないといけない」という受け入れ難い現実に多くの女性が直面しています。
女性の未来を奪う怖ろしい病気「子宮頸がん」。
しかし一方では、唯一ワクチンで予防できる「がん」でもあります。

積極的な接種が差し控えられていた世代に、もう一度公費でのワクチン接種の機会を確保するため、2年前に始まった「キャッチアップ接種」ですが、対象者のうち、接種が完了した方は全体の2割にも満たない状況です。

10代~20代の女性とその家族の方へ。
接種の選択は自由です。
しかし、もしかなうなら改めてワクチンのことを知った上で判断してみてください。
未来を奪われる前に、自分たちで未来を守りませんか。

■HPVワクチン~キャッチアップ接種~
未来を守るためにできること
無料で接種するには1回目を9月末までにまでに ※詳細は下の図にて

対象者:16歳~27歳の方[平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれ]
費用:無料
期限:令和7年3月31日まで

◇キャッチアップ接種対象者の接種例

「期限までまだ時間があると思ったあなた!」
・9月末までに1回目の接種をしないと実費負担が発生
HPVワクチンは全3回接種で、最短で6か月の期間を要するため9月末までに1回目の接種を終えなければ実費が発生します。
接種を悩んでいる方はお早めに!

・実費の場合
4~10万円が必要

■キャッチアップ世代 私が思う『HPVワクチン接種』
接種を選んだ方々のリアルな声をお届けします。

自分だけじゃなくて、将来大切な人のためになる。
だから私は接種しました。
田島乃愛さん[26]

副作用がもし出ても「がん」になるのを防ぎたい。
だから私は接種しました。
永園めぐみさん[25]

医療現場で見てきた「がん」の怖さから自分の身体を守りたい。
だから私は接種します。
濵田恵理子さん[23]

若い世代で多く発症していると知り自分の身体を自分で守りたいと思った。
だから私は接種します。
石原光菜さん[23]

娘の笑顔と、明るい未来を守るために本当に必要か時間をかけて調べ、考えた結果
私は娘に接種を勧めました。
加藤光子さん[50]

「がん」という病気をひとつでも予防したい。
そして、自分の命を守りたい。
だから私は接種することに決めました。
加藤心咲さん[17]

◆世界保健機関[WHO]も接種を推奨しています
令和2年、WHOは令和12年までに15歳以下の女子のHPVワクチン接種率を90%まで高めることを盛り込んだ目標を設定するなど、ワクチンの有効性と安全性を確認した上で、接種を強く推奨しています。
日本では一時的に積極的な接種が差し控えられていましたが、安全性が確認されたため、令和3年から積極的接種勧奨が再開され、少しずつ接種者が増えていますが、「子宮頸がんの罹患率・死亡率」は先進国で最も高い水準となっています。

◇HPVワクチンを接種した女の子の割合[令和4年]

◆ワクチンの効果
現在、公費で接種できるワクチンは3種類[2価・4価・9価]あります。それぞれ感染を防げるHPVの数が異なるため、予防効果も異なります。
2価・4価ワクチン→50~70%
9価ワクチン→80~90%

9価ワクチンは約200種類以上あるHPVの中でも子宮頸がんの原因となる高リスク型HPVを予防できます。
HPVワクチンはあくまでも予防です。
定期的な子宮頸がん検診を受けることが大切です。

◆接種の流れ
病院を選ぶ→予約を入れる→ワクチン接種

対象の方全員に予診票をお送りしています。詳細は送付書類にてご確認ください。
接種に関するご不明な点は健康増進課までお問い合わせください。

ワクチン接種で守れる笑顔、守れる未来があります。

予防接種を受けたあと、接種局所のひどい腫れ、高熱、ひきつけなどの症状があった場合には、医師の診察を受けてください。ワクチンの種類のよっては、極めてまれ(百万人から数百万人に1人程度)に脳炎や神経障害などの重い副反応が生じることもあります。
このような場合、予防接種法に基づく健康被害救済の給付の対象となる可能性がありますので健康増進課へお問い合わせください。

引用:厚労省ホームページ/一緒に知ろう!HPV感染症HPVワクチン[作成:愛知医科大学病院疼痛緩和外科・いたみセンター]
著作者:vectorjuice/出典:Freepik

問合せ:健康増進課
【電話】63-4043

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