山梨県の広報誌ふれあい 特集号 夏 vol.81

発行号の内容
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くらし
〔巻頭特集〕変わる富士山(1)
■世界の宝を未来に引き継ぐために 富士山が世界遺産に登録された2013年、多くの「宿題」が課せられました。 さまざまな対策を講じてきましたが、残念ながら抜本的な解決には至っていません。 しかし、世界の宝である富士山を未来の世代に引き継ぐことは、いまを生きる私たちの重大な責務です。 山梨県は100年後を見据え、いま始動します。 《ここが変わる!1》 ー通行料2000円ー今シーズンからー 2013年の…
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くらし
〔巻頭特集〕変わる富士山(2)
《ここが変わる!2》 ー五合目までの乗り物を考えようー 富士山の麓と富士スバルライン五合目を新たな交通システムで結ぶ富士山登山鉄道構想は多くの方が耳にしていると思います。 富士スバルラインの道路上にワイヤレス給電で環境に優しい新交通システムを走らせることで、イコモスからの宿題である来訪者数のコントロールと環境負荷の軽減を図る計画です。また、新交通システムの方式によっては、五合目のインフラを整えるこ…
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くらし
〔巻頭特集〕変わる富士山(3)
《ここが変わる!3》 ー富士山研究がきめ細かくなるー 昨年6月の「活火山法改正」をきっかけに、今年4月、文部科学省に「火山調査研究推進本部(火山本部)」が設置されました。 火山本部ができると何が変わる? 火山防災の国内第一人者で、山梨県富士山科学研究所所長の藤井敏嗣さんに話を聞きました。 ◎藤井敏嗣 Fujii Toshitsugu 山梨県富士山科学研究所所長。東京大学名誉教授。理学博士。1946…
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くらし
〔巻頭特集〕変わる富士山(4)
◇第一人者も太鼓判「富士山は謎だらけ」 私が初めて噴火に遭遇したのは1970年の秋田駒ケ岳で、大学院生だった私は、「火山は面白い!」と魅せられました。そのときからマグマに興味を持ちました。 マグマは地球の深さ50キロ~100キロの比較的浅いところにできます。マグマがどういうものかを知りたくて、太平洋や大西洋の海底などでつくられるフレッシュなマグマを調べました。実は、富士山のマグマは50%以上が固ま…
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くらし
〔住民訴訟〕県が勝訴ー判決の内容を説明いたしますー1
山中湖畔の県有地裁判を巡り、県民が起こした住民訴訟について、甲府地裁は4月23日、県の主張を全面的に認める判決を言い渡しました。 判決の内容をわかりやすく解説いたします。 ■県有地問題の経緯 昭和2年(1927) 557ヘクタールの県有地が現・富士急行の関連会社に貸し付けられる 昭和3年(1928) 別荘地の造成開始 昭和10年(1935) ゴルフ場も含めたリゾート開発がスタート、貸し付けは継続さ…
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くらし
〔住民訴訟〕県が勝訴ー判決の内容を説明いたしますー2
■住民訴訟判決 3つのポイント 判決文は県に厳しい指摘も過去を反省し、適正な県有地の貸し付けを進めます 甲府地裁の判決は県の主張を全面的に認めたものと理解できます。しかし、手放しに喜べる内容ばかりではありませんでした。 判決は、過去に「広大な土地を公共性の薄い民間企業に随意契約で貸すことは全国的に見ても異例で割安賃貸だ」「各土地が『山林』として評価されていることが誤っている」などと新聞が報じたこと…
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くらし
新ルールで県有林を有効活用
県有林は、県土の35%を占めています。 県はこの県民全体の財産を最大限に活用するため、県有林の利用方法を定める規則(※1)を改正しました。 ※1…山梨県恩賜県有財産管理条例施行規則 明治44(1911)年に皇室の所有地が下賜された森林(約16万ヘクタール)が県有林のもととなっています。 県有林は、先人たちのたゆまぬ努力によって守り育てられ、県土の保全や木材の供給を通じて本県の発展に大きく貢献してき…
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くらし
収容した犬猫の致死処分ゼロを達成(1)
■動物と共生する社会めざして 人と動物の共生する社会を目指したい──。 県は令和2年度から動物愛護指導センターに収容される犬猫の命を救う施策に取り組み、ついに令和5年度に犬猫の致死処分ゼロを達成しました。 ただし、著しい攻撃性や苦痛を伴う疾病等の理由がある個体や収容後の死亡を除きます。 小さな命のためにできること、みんなで一緒に考えてみませんか? ◇小さな命を守りたい 山梨県動物愛護指導センターに…
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くらし
収容した犬猫の致死処分ゼロを達成(2)
■〔トピックス〕子猫の命をつなぐミルクボランティア ーセンターの支援があるので安心ですー 今年3月からミルクボランティアを始めた有泉さんご一家にお話を聞きました。 有泉花葉さんは、結婚前には猫を保護するボランティア活動をしていました。義母のちとせさんが「赤ちゃんから猫を育ててみたい」と言うのを聞いて、すぐにミルクボランティアのことが頭に浮かんだそうです。 3月初めに動物愛護指導センターに電話して問…
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くらし
木造住宅居住安心 支援事業始まっています
■[他人事ではない]あなたの住宅は大丈夫? 能登半島地震で古い木造住宅が倒壊した様子を報道などでご覧になったと思います。 決して他人事ではありません。 山梨県では市町村と協力して全国トップレベルの木造住宅居住安心支援事業を展開しています。 ぜひ活用をご検討ください。 日本は世界でも有数の地震大国であり、世界で発生するマグニチュード6以上の地震の約2割が、日本周辺で発生しています。今年の元日に起こっ…
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イベント
県政情報発信サイトから
■PICK UP INFORMATION ◆虹色の甲州花火、見に行こう! 夏だ!祭りだ!花火だ! コロナ禍も収束し、今年は心から花火を楽しめそうです。 山梨には、伝統的な技法を受け継ぐ「甲州花火」があり、各地で大きな花火大会が開かれます。 夏の夜空を彩る「甲州花火」は2023年3月に新たな県の郷土伝統工芸品として認定されました。甲州花火の技法を脈々と受け継いでいる齊木煙火本店の代表取締役社長・齊木…
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しごと
[連載]山梨懸人~未来を懸命に志す県民インタビュー
■伝統野菜を復活させコンビニ商品に きらめき久美ファーム 山田久美子 未来に向け懸命に生きる県民を紹介する、新連載「山梨懸人」。 1回目は、農業に魅せられた女性のストーリー。 江戸時代からの伝統野菜を復活させただけでなく、その野菜の使い方を変えてビジネス化した。 商品は、11月ごろからコンビニの店頭に並ぶ。 ◇裁判員の経験から一念発起した 甲府市内の公民館で5月、セブンーイレブン・ジャパンの担当者…
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その他
ふれあいスクエア
■PHOTO SPACE あなたが撮った写真を「ふれあい」に掲載しませんか? 皆さんのとっておきの1枚、お待ちしています! ※詳しくは、本紙またはPDF版を参照してください。 ■QandA SPACE 暑い山梨の夏を乗り切るための服を、県内のメーカーが開発したというニュースを耳にされたことはありませんか。実はこの服、昨年山梨で開かれた全国知事会で初の「公式ウェア」としてデビューしたんです。一体どん…
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くらし
“いま”をお届けするーやまなし県政ニュースー
■01 ブランド力 ー若き芸術家よ山梨から世界へ羽ばたけ!富士五湖イベント開催ー 世界中の高校生と大学生を対象に、「人種とジェンダー平等」や「持続可能性」などの社会課題をテーマに作品を募集した2つのコンペティション「Fuji-California Young Artists Expo(アート作品)」「Fuji-California Youth Leadership Summit(言葉で表現する作品…
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くらし
訪問販売による屋根などの点検商法に注意
「点検」と称して突然訪問し、屋根や壁などの点検作業行った後、不安をあおって修理やリフォーム工事の契約を迫る点検商法に注意しましょう。 「点検をさせてほしい」「無料点検」と訪問してくる業者には、慎重に対応し、契約を勧められてもその場ですぐに決めず、家族や周りの人に相談しましょう。 大雨や地震などの災害時にも、それに便乗した悪質商法が多数発生しますので注意が必要です。 訪問販売はクーリング・オフができ…
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その他のお知らせ(山梨県の広報誌ふれあい 特集号 夏 vol.81)
■FUREAI[ふれあい]