くらし MICE(マイス)で街と暮らしをより豊かに

国際会議や学会など、道外から多くの人が集まり交流が生まれるMICE。
市では、2033年度に新しいMICE施設の利用開始を目指しています。
ここでは、市の観光消費の視点から見たMICEの重要性と既存MICE施設の現状のほか、新施設ができた後の未来について伝えます。

■札幌の街を支える観光消費
2024年度に観光客が市内で使った金額は、前年度より4割以上増え、6,941億円となりました。これは、市の2024年度の当初予算の半分を超える規模で、札幌にとって観光は街を支える大きな力となっています。

▽2024年度総観光消費額 6,941億円
・市の2024年度一般会計の当初予算(1兆2,417億円)の半分を超える規模!
特に、外国人宿泊者数や1人の外国人が観光のために使う金額は年々上昇傾向で、外国人旅行者全体の消費額が拡大しています。
また、国際会議などのMICE(詳細は下段)の参加者は、一般の旅行者に比べて消費額が高いのが特徴です。参加者によるホテルや飲食店などでの消費に加え、主催者による会場費や設営費の支出もあるため、MICEは市の経済全体を大きく潤します。

・例えば、外国から来るMICE参加者と旅行者の1人当たりの平均消費額を比べると…

■MICEとは?
たくさんの人がビジネスや国際交流の目的で街に集まるイベントや会議のことです。Meeting(ミーティング)(企業の会議)、Incentive Travel(インセンティブトラベル)(企業の報奨旅行※)、Convention(コンベンション)(国際会議・学会)、Exhibition(エキシビション)/Event(イベント)(展示会・イベント)のそれぞれの英単語の頭文字を取って、MICE(マイス)と呼びます。
※優秀な成績を収めた社員やチームをねぎらうために与える旅行

■市の既存MICE施設の現状
市内では札幌コンベンションセンターをはじめさまざまな施設でMICEが開催されており、2024年は443件の国際会議・学会が開催されました。MICEの開催は市に恩恵をもたらしますが、会場となる施設は課題を抱えています。

▽予約でいっぱい
札幌コンベンションセンターでは、大ホールの稼働率が8割を超え、予約が取りづらい状況が続いています。2024年度には365件もの申し込みをお断りしました。

▽大規模な会議に対応できない
会場が小さく、会議室も不足しており、大規模会議を断念せざるを得ない状況です。国内の他の主要都市と比べると、3,000人以上が参加する大規模な国際会議の開催割合は半分以下にとどまっています。

・国際会議の規模別開催割合

大規模な国際会議の開催割合が、他の主要都市の半分以下!
※仙台市、東京都、千葉市、横浜市、名古屋市、大阪市、神戸市、京都市、広島市、福岡市、北九州市
参考:札幌市「新MICE施設整備基本方針」

▽周辺の機能が不足
札幌コンベンションセンターは、駅から離れていることや、周辺にホテルや飲食店が少ないことなど、MICE参加者の需要を満たせていません。

都市としての魅力は高い札幌ですが、施設の機能不足により需要を大きく取りこぼしています。

■新しいMICE施設を造ります
課題解決のため、豊かな自然と都市機能を兼ね備えた中島公園駅周辺に新施設を造り、2033年度の利用開始を目指します。

▽大規模な国際会議が開催できる
メインホールと多目的ホールを備え、施設単独で3,000~5,000人規模の会議に対応。これまで難しかった大規模なMICEを受け入れ可能に。

▽ホテルとの連携
施設の隣にはホテルを建設予定。この隣接するホテルや周辺の宿泊施設の会議室などと連携すると、5,000人を超えるさらに大規模なMICEも開催可能に。

▽優れた交通アクセスと周辺環境
地下鉄南北線中島公園駅と直結。自然が豊かな中島公園、利便性が高くにぎわいのあるすすきの・大通エリアに近く、札幌の魅力を存分に生かした立地に。

▽豊水地区連合町内会 会長 高柳(たかやなぎ)さん
新施設は、サークル活動など世代を超えた交流の場としての利用はもちろん、災害時には避難所としても活用できれば心強いです。繁華街に近く、観光やビジネスで多くの方が来る地域なので、災害発生時に行き場を失う帰宅困難者の一時滞在施設としての機能も期待しています。

■新しいMICE施設を造ると
新施設ができると、年間約1,200件のMICEが開催される見込みです。MICEの運営に関わる消費や、参加者による宿泊・飲食などの観光に関わる消費が増え、1年で約492億円の経済波及効果が期待でき、約3,200人の新たな雇用を生み出すことができます。また、MICEは季節や曜日にかかわらず開催されるため、春や秋などの閑散期や平日にも安定した消費が期待できます。

■MICEの開催が増えるとこんないいことも
▽札幌」の名前や魅力が世界に広がる
都市ブランドの向上につながります。名前が広がることは、私たち市民の誇りにもなります。

▽産業や学術の発展
札幌の企業や技術者が世界へ技術を発信する機会が増えます。また、海外の研究者との交流が増え、新たな取引や共同研究が生まれます。

▽市民の方に「世界」との接点ができる
過去には、市内の高校生が研究成果について専門家と意見を交わしたことも。市民の方が世界の人々と触れ合う機会が増えます。

▽すすきの観光協会 会長 大島(おおしま)さん
新施設から徒歩圏内にあるすすきのには、MICE開催に合わせて世界中から多くのお客様が訪れるはずです。北海道が誇る「食」を楽しんで、また来たいと思っていただきたいですね。この施設が、街に新たな人の流れを生み出す原動力となることを期待しています。

■もっとMICEを知ろう
MICEを紹介する2つのホームページを見て、さらに理解を深めませんか。
・札幌コンベンションビューローホームページ
・市ホームページ

■パネル展に行きませんか
MICEの開催や新施設整備が街にもたらす恩恵について、もっと詳しく知ることができるパネル展を行います。会場ではアンケートを実施し、皆さんからのご意見をお聞きします。

申込:当日直接会場へ

問合せ:観光・MICE推進課
【電話】211-2376