- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道札幌市
- 広報紙名 : 広報さっぽろ 2025年6月号
私たちの生活の中で毎日出るごみ。今回の特集では、正しい方法と間違った方法で捨てた時のごみの行方について考えることを通して、正しいごみの捨て方や、ごみにしないための取り組みを紹介します。
■毎日出るごみ、こんなふうに捨てていませんか?
×屋外でペットボトルを放置する、ガムの包み紙をポイ捨てする
カラスなどに荒らされたり、街の景観を損なったりします。また、放置されたごみは、その場所でさらなるポイ捨てを招いてしまうことや、雨や風によって河川へ運ばれ海へ流れ出て、生き物に悪影響を与えることも。
→ごみは持ち帰りましょう
ポイ捨て等防止条例により、以下の違反をした場合、罰則(1,000円の過料)があります。絶対にやめましょう。
・市内全域でのポイ捨て
・市の中心部などの禁止された場所での歩きたばこなど
・公共の場所で飼い犬がしたふんの放置
×容器包装プラスチックを燃やせるごみの日に捨てる
燃やせるごみに混ぜられた容器包装プラスチックは、リサイクル製品として再生されません。
×違法な不用品回収業者に、ごみの回収を依頼する
電化製品や家具など、回収された物が空き地などに不法投棄されてしまうことがあります。
→不用品は正しく処分を
市の許可なく有償でごみを回収する業者のほとんどは違法のため、処分を依頼しないでください。
不用品は分別してごみステーションに出す、大型ごみとして出すなど、自分で処分しましょう。
※市の委託業者や家電リサイクル法による収集などは適法
※400リットルを超えるような、一時的に出る多量のごみを一度に処理する場合は、自分で市の処理施設に運ぶか、市の許可する業者(札幌市環境事業公社)に依頼を
※テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンの家電4品目は、市では回収しません。処分方法はホームページでご確認を
■ごみは正しく分別して捨てると資源となり生まれ変わる
私たちが分別したごみはどのように処理されて活用されるのでしょうか。
ここでは、分別協力率の低い容器包装プラスチックを例にご紹介します。
分別協力率※
容器包装プラスチック:56%
雑がみ:57%
びん・缶・ペットボトル:97%
※ごみステーションに出された資源物のうち、正しい分別で出されたものの割合(令和5年度)
●家庭から出る容器包装プラスチック
↓
収集
↓
●中沼プラスチック選別センター
・1日に約100tが到着
・約100台の収集車が運びます
↓
●機械で大小2種類に選別
●手作業で異物を取り除く(歯ブラシやペットボトルなど)
↓
●圧縮してリサイクル事業者へ引き渡す
・圧縮した固まりは約1立方メートル!
↓
●リサイクル製品に
・運搬用の荷台
・プランター
・ポリ袋
提供:公益財団法人 日本容器包装リサイクル協会
このように、容器包装プラスチックは、分別すると再度利用できる製品にリサイクルされます。私たちが日頃からできる分別は、ごみを資源に変えて、地球の限りある資源を枯渇させないための大切な取り組みです。
●選別センターは見学できます
場所:
・中沼プラスチック選別センター(東区中沼町45、790-4450)
・中沼資源選別センター(東区中沼町45、790-3253)
・駒岡資源選別センター(南区真駒内129、588-3753)
対象:10人以上の団体など
申込:各施設に電話
詳細:
ポイ捨て、不法投棄については事業廃棄物課【電話】211-2927
ごみの分別については環境事業部業務課【電話】211-2916
3Rについては循環型社会推進課【電話】211-2928