- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道岩見沢市
- 広報紙名 : 広報いわみざわ 2025年11月号
将来を見据えたまちづくりに必要な財源の確保と持続可能な財政運営を確立するために策定している〝岩見沢市中長期財政計画〟について、新病院の施設規模見直しに伴う一般会計への影響のほか、近年の物価や労務費の高騰による影響などを反映し、計画を改訂しました。
■改訂の概要
○新病院の施設規模見直しに伴う一般会計への影響の反映
・新病院建設の概算事業費 344億円→規模見直し後 417億円
・一般会計繰出金(計画期間の合計) 57.8億円→57.4億円(▲0.4億円)
○その他、計画策定後の事情変更や時点変更による影響の反映
決算の反映…令和4年度~令和6年度決算
推計基準の時点変更令和4年度→令和7年度
・人事院勧告に伴う給与改定、国による社会保障制度の見直し(児童手当の拡充など)
・物価や労務費の高騰、金利の上昇
・年間の投資的経費の見直し(50億円→25億円)、市債発行の抑制
◆これらの変更により…

■収支改善へ向けた今後の具体的な取り組み
今回の改訂により、収支不足額や地方債現在高などの改善が期待されますが、依然として大幅な収支不足が見込まれます。そのため、今後も収支バランスの改善と将来の財政負担の軽減に向けて、財源の確保や歳出の見直しに取り組みます。
○受益者負担の適正化(使用料、手数料などの改定)~令和8年4月からの見直しに向けて
これまで、一部を除き消費増税以外は料金改定を行わず、できるだけ負担を抑えた料金でサービスを提供してきましたが、近年の急激な物価高騰に伴うコスト増により、これを維持することが難しくなっています。今後も良質なサービスを提供していくため、受益者負担の適正化に向けた見直しを進めていますので、ご理解をお願いいたします。
・定員管理の適正化による総人件費の削減
・新たな市債発行の抑制による公債費負担の軽減
・事務事業のスクラップ・アンド・ビルド
・公共施設の統廃合の推進
→〝公共施設等総合管理計画〟〝公共施設再編基本計画〟に基づく総量の削減
問合先:財政課財務係
【電話】35-4842
ID:3841
