- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道網走市
- 広報紙名 : 広報あばしり 2025年11月号
■国民年金ちょっと解説
国民年金(基礎年金)は、20歳以上60歳未満の全ての方が加入し、互いに支え合う制度です。厚生年金など、職業によってさまざまな上乗せの制度がありますが、基本となるのはこの国民年金です。
国民年金の加入者(被保険者)は、第1号~第3号被保険者に分かれ、保険料の納め方が異なります。
◇第1号被保険者
自営業・学生・フリーターなど…ご自身で保険料を納めます。
◇第2号被保険者
会社員・公務員…被保険者と事業主が保険料(★)を半分ずつ負担し、事業主が納めるので、個別に保険料を納める必要はありません。
◇第3号被保険者
第2号被保険者に扶養される夫・妻…保険料を支払う必要はありません。

★右のように、第2号被保険者は上乗せ分(厚生年金相当分)と基礎年金分(国民年金相当分)を併せて保険料として負担しているので、厚生年金の加入者は、同時に国民年金にも加入していることになります。
※受給資格を満たせば、老齢基礎年金・厚生年金を併せて受け取れます。
■主な国民年金の手続き
◇第1号被保険者への加入と切り替え
・厚生年金保険や共済組合に加入していたが、勤務先を退職した。
・第3号被保険者だったが、所得が増えた。失業保険をもらい始めたなどの理由で夫(妻)の扶養を外れた、または夫(妻)が退職したなど
このようなときは、市役所で第1号被保険者になるための手続きをしてください。手続きが遅れると、保険料を納められない・免除が受けられない期間ができてしまうことがあります。早めの手続きをお願いします。
■保険料の手軽な納め方
令和7年度の保険料は、月額1万7510円です。
(1)「口座振替」で、手間いらず
口座振替なら納め忘れの心配がありません。
(2)「身近な場所」で、お手軽に
全国のコンビニ、金融機関、郵便局で簡単に納付できます。
(3)「クレジットカード」でお気軽に
カード払いなら保険料の納め忘れがありません。
(4)「スマートフォン」でスイスイと
スマートフォンアプリを使用した電子決済でご自宅から納めることができます。
■今の“まさか”に障害基礎年金
病気やけがなどで生活や仕事などが制限されるようになった際に受け取る年金
■将来の“まさか”に遺族基礎年金
一家の働き手が死亡した際に、家族や子どもが受け取る年金
■老後の“安心”に老齢基礎年金
65歳になったら生活費の一部として受け取る年金
■日本年金機構から届くお知らせ
日本年金機構から、年齢や時期により各種お知らせが届きます。
◇基礎年金番号通知書
年金手帳は基礎年金番号通知書に変わりました。被保険者資格の取得手続きをし初めて年金制度に加入する方や、紛失などで再発行した方は、この通知書が発行されます。大切に保管してください。
◇ねんきん定期便
国民年金および厚生年金保険の加入者に毎年、誕生月に年金記録を記載したはがきが届きます。これまでの保険料納付額や加入期間、加入実績に応じた年金額(※50歳以上は見込額)が記載されています。
特に「最近の月別状況」で「もれ」や「誤り」がないか確認してください。未納がある方は、納付書の再発行や免除制度が利用できるかを年金事務所に問い合わせてください。
なお、35歳、45歳、59歳の年は全期間の年金記録情報が封書で届きます。
◇高齢任意加入案内
国民年金保険料の免除制度利用や、未納のため老齢基礎年金を満額受給できない場合などで増額を希望するときは、60歳から65歳未満まで任意加入することができます。(厚生年金保険、共済組合などの加入者を除く。)
※任意加入は、外国に移住する日本人で20歳以上65歳未満の方も加入できます。
◇年金請求書(事前送付用)
65歳に老齢基礎年金、老齢厚生年金の受給権が発生する方に対し、65歳に到達する3カ月前に年金加入記録などをあらかじめ印字した年金請求書(事前送付用)を日本年金機構から送付します。必要書類を用意して65歳の誕生日前日以降に請求手続きをしてください。
ただし、65歳以前に特別支給の老齢厚生年金の受け取る権利が発生する方には、受給権発生時期に合わせて年金請求書を送付します。
■下記の届け出などは、窓口でもマイナポータルでも手続き可能です!
・国民年金資格取得(種別変更)の届け出
・付加保険料納付の申し出
・国民年金保険料免除・納付猶予申請
・学生納付特例申請
・産前産後免除の届け出
・口座振替納付の申し出
■11月30日(いいみらい)は「年金の日」
11月30日(日)は、ご自身の年金記録や年金受給見込額を確認し、高齢期の生活設計について考える「年金の日」です。
ぜひ、この機会に「ねんきんネット」を利用して、ご自身の年金記録の定期的な確認や年金見込額を試算してみませか。
詳しくは、日本年金機構公式サイト【HP】https://www.nenkin.go.jpをご覧ください。
■日本年金機構やその役職員を装った不審な電話やメールの案内や偽サイトにご注意ください!
日本年金機構や委託事業者から、電話やメールで家族構成、金融機関の口座番号や暗証番号を聞いたり、手数料などの金銭を求めることはありません。
問い合わせ:
網走市役所戸籍保険課国民年金係【電話】67-5413
北見年金事務所【電話】0157-25-8703
