健康 あなたとあなたの周りの人のため 禁煙しませんか

禁煙は愛

■他人のたばこの煙でも病気のリスクがあります
たばこを吸う人が直接吸い込む「主流煙」と吐き出した「呼出煙(こしゅつえん)」、火のついた先から立ち上がる「副流煙」があり、呼出煙と副流煙を吸い込むことを「受動喫煙」といいます。
煙には、ニコチンやタールなどの有害物質が含まれているため、たばこを吸わない人でも、煙を吸い込んでしまうと喫煙者と同じように、病気のリスクが高まります。

■煙が消えても有害物質は残ります
目に見える煙が消えても、有害物質は体や部屋に残ります。服や髪の毛、カーテン、家具、壁などからたばこの臭いを感じた時には、有害物質を体内に吸い込んでいます。

■たばこ1本につき寿命が20分短くなる?
ある研究では、たばこ1本につき、寿命が20分程度短くなるといわれています。1日に20本入りのたばこ1箱を吸うと、約7時間も寿命を縮める計算です。
たばこをやめると、体の機能改善や病気のリスク低下など、さまざまな効果が期待できることが明らかになっています。(下図)
あなたとあなたの周りの人のために、禁煙しませんか。

■たばこをやめると…
体の機能改善や病気のリスク低下が期待できます

※日本医師会「禁煙は愛」2024年度版を基に作成

■たばこをやめたいと思ったら 禁煙外来に相談を
自力で禁煙するのが難しい人は、禁煙外来に相談してみましょう。
医療の力を借りることで、比較的楽に禁煙できる場合があります。また、健康保険が使える場合では、1日1箱たばこを購入する代金よりも、治療費の方が安く済むことがあります。
禁煙外来のある病院など、禁煙支援の詳細は、石狩振興局のHPでご確認ください。

■加熱式たばこにも受動喫煙のリスクがあります
家族に加熱式たばこの喫煙者がいる非喫煙者のニコチン代謝物の尿中濃度を測定した研究では、たばこを吸わない家族の尿からもニコチン代謝物が検出されており、受動喫煙のリスクがあることが判明しています。
加熱式たばこだからといって決して安全ではなく、紙巻きたばこと同様の健康リスクがあり、受動喫煙も引き起こすものです。

詳細:保健センター
【電話】385-5252