くらし 特集 大丈夫?あなたのネットリテラシー(2)

■ネットでの被害に遭わないために
◇投資・ロマンス詐欺
SNSで「こんなに簡単に1億円手に入れました。方法を知りたい方は連絡ください」といった明らかに怪しい投稿や広告を目にしたことがある人もいるのではないでしょうか。
SNS上でお金の話をされたら、まずは疑うことが大切です。SNSやマッチングアプリなどで知り合った人から、会ったこともないのに「会いに行くための交通費を送って」「2人の将来のため」などと甘い言葉とともに金銭を要求されたり、投資を勧められたりしても、お金を振り込む前に家族や警察に相談しましょう。

◇詐欺見極めのポイント
・実際に会ったことのない人からお金の話をされる
・投資に誘導される
・連絡手段がLINEやTelegram(テレグラム)*
・「必ず儲(もう)かる」「損はしない」と言ってくる
・家族や友人に話さないでと言ってくる
*匿名性の高いメッセージアプリ

◇個人情報流出
個人情報とは、個人の氏名、生年月日、住所、顔写真など特定の個人を識別できる情報のことです。
実は個人情報は、SNSの投稿から簡単に分かることもあります。個人情報が流出すると、アカウントの乗っ取りや、金銭被害、ストーカー被害に発展するおそれがあります。

・IDやプロフィールから名前と生年月日が推測できる。
・制服姿のアイコンと写りこんでいる手(制服)から学校が特定できる。
・投稿時間と天気の情報から、住所が特定できる。
※詳細は本紙をご覧下さい。

■滝川市での取り組み
子どもたちはどれくらいネットに接しているのでしょうか。
令和7年、市内の小学3年生から中学生までを対象に行った「インターネット利用に関する意識調査」では、回答のあった小学生では50%以上、中学生で70%以上がスマートフォンを所持していることが分かりました。
幼いころから身近にネットがあるなか、正しくネットを活用するためにも正しい知識を身につける必要があります。
滝川市では、市内の小学校で市教育委員会の職員を講師にスマホ教室を、中学校では、市と連携協定を結んでいる企業が情報モラル教室を行っています。

■スマホ教室で講師を務める 社会教育課
矢島 依里(えり)さん
ネットはとても便利で楽しいものですが、興味があるニュースを読んだり、気になるワードを検索したり、使えば使うほど、個人の趣味嗜好(しこう)に合った情報・報道・コメントが目立つようにカスタマイズされていきます。目にした情報だけをうのみにせず、多角的に確認することが重要です。
そして日々進化するSNSについてですが、周りに似たような考えの人ばかりが集まる「エコチェンバー」や、自分の好みや見たい情報以外がはじかれる「フィルターバブル」という現象が生じ、判断が偏る可能性があることをしっかり理解する必要があります。
未成年のSNSでのトラブルが大変増えています。ネットで起こったトラブルは人生経験が浅い子どもたちにとって人生最大のピンチで、命に関わる問題になることもあります。
子どもたちの異変を察知し、相談してもらう環境作りが大切です。