- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道歌志内市
- 広報紙名 : 広報うたしない 令和7年9月号
■祝!旧上歌会館(悲別ロマン座)が日本遺産「炭鉄港」の構成文化財に追加認定!
私がこの炭鉄港に携わりはじめて2年目を迎えた7月、うれしい知らせが飛び込んできました。
待ちに待った、文化庁からの認定の知らせが届きました。これで晴れて旧上歌会館(悲別ロマン座)は文化庁が認定した日本遺産「炭鉄港」の正式な構成文化財の仲間入りです。市民と行政が一緒に取り組んできた活動がこの「構成文化財認定」へとつながりました。
実はこれ、なかなかたいへんなことなのです。
まずは「炭鉄港」全体の継続審査の通過。文化庁では、5年ごとに日本遺産に認定された団体が、「本当にきちんと活動をしているか?成果を出しているか?」を審査し、一定の成果が出せない団体に対しては認定取り消し、という厳しい判断が下されるそうです。
今回、「炭鉄港」は無事に成果を認められ、しかも「日本遺産重点支援地域」に選定されました。
これは簡単に言うと、日本中に104ある日本遺産の「お手本」となる地域に選ばれた、ということです。本当にうれしいことです。
これから旧上歌会館(悲別ロマン座)は、ますます日本中から注目される存在になるはずです。少しずつ地道に、この貴重な文化財を大切に守りつつ、活用の道を市民みんなで考えていきましょう。
〔地域おこし協力隊 石井葉子〕
■イベントのご案内
9月は「歌志内ブックカフェ・書かれた炭鉄港を語ろうブックトークand朗読を楽しむ」を開催します。
歌志内が舞台になっている小説や脚本をご存知でしょうか?
「悲別ロマン座」の愛称のもとになった倉本聰(くらもとそう)氏の「昨日、悲別で」のシナリオや、16歳から19歳まで神威小学校、文珠分校の先生だった三浦綾子(みうらあやこ)の作品の数々、そして上歌で生まれ育った芥川賞作家、高橋揆一郎(たかはしきいちろう)の代表作「観音力疾走」など。それらの作品を新鮮な切り口で読み解き、「思わず読んでみたくなる」ブックトークandカフェイベントです。ゆっくりと美味しいコーヒーやお茶を飲みながら朗読に耳を傾け、感想を語り合いましょう。
◇「歌志内ブックカフェ・書かれた炭鉄港を語ろうブックトークand朗読を楽しむ」
日時:9月7日(日) 10:00~12:00
場所:旧上歌会館(悲別ロマン座) 歌志内市字上歌1番地5
講師:哲学者・大山純子(おおやまじゅんこ)先生
参加料:無料
主催:歌志内市、商工会議所、ボランティア団体ウタピリカ、地域おこし協力隊・石井葉子
問合せ:地域おこし協力隊 石井葉子(市役所2階ふるさと振興グループ)
【電話】42-3215