健康 健康〔認知症を知ろう〕

■よくある症状と対処法(3)
~ご飯を食べたのに「まだ食べていない」と言い張る~

◆本人の気持ち
・満腹感が感じられない。
・ご飯を食べさせてもらえない。
・いじめられている。

◆注意点
食事をしたことを忘れてしまい、説明しても理解できない場合があります。また、満腹中枢が鈍くなり満腹感を感じられないため、自分は食べていないと思い込むことがあります。

◆適切な対応例
◎「おなかがすいたの?」とひとまず本人の訴えを受け入れるようにする。
◎「今作っていますので、これを食べて待っていてくださいね」と果物など軽いものを渡す。

認知症による「食べていない」という訴えは、脳の変化による自然な現象です。介護者が理解を深め、対応することで、本人は安心し、穏やかな時間を過ごすことができます。

地域の高齢者でいつもと様子が違う方を見かけたり、気になる高齢者がいる場合は、地域包括支援センターまでご相談下さい。相談内容に応じて関係機関と連携しながら、地域で暮らす高齢者に対して、介護、福祉、健康、医療、権利擁護などのさまざまな面から総合的に支援を行ないます。

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問合せ:地域包括支援センター
【電話】39-2255