健康 地域包括支援センターだより From Health Center

■家族で今後の生活や自分の人生について話し合いをしていますか?
自分の望む生活、自分が望む病院での治療、尊厳ある最後とはどんなものでしょう。
厚生労働省で「ACP(アドバンス・ケア・プランニング)」(人生会議)という名称で自分の人生をどう過ごすかについて啓発しています。

ACPとは、将来の医療・ケアについて、本人が望む内容を家族や医療者とあらかじめ話し合っておくプロセスのことです。本人が望む意思が尊重され、医療やケアの最終段階まできちんと本人の希望に沿ったプロセスを実現することが重要です。
人生会議の話し合いには本人、家族、信頼できる知人、医者、看護師、ソーシャルワーカー、ケアマネジャーなどが参加します。本人の意思は日々変わります。そのため何度も繰り返し、話し合いを実施し文章に残すことが重要です。
地域の実情に応じて、自分が可能な限り、住み慣れた地域で、自分の能力に応じ、自立した日常生活を営むことが尊厳ある生活です。医療やケアを受けている人達に限らず、認知症や独居生活の方など意思決定が困難な方でも、在宅での意思決定支援に焦点を当て話し合いを行います。
事前に関係者で話し合いを何度も行い、地域の中で医療関係者はもちろん、家族や地域住民にも協力してもらい、最後まで本人の尊厳を尊重した生活を検討します。
人生会議について詳しく知りたい方は、知内町地域包括支援センターやかかりつけ医療機関にご相談ください。

問合せ:保健センター
【電話】5-3506