文化 文化財のひろば・シリーズ186

■古代のアクセサリー
古代の人々が身に着けていたものと聞かれると、次のような玉をイメージする方が多いのではないでしょうか。アルファベットのCに近い形をしていて、ヒモを通すための穴があけられたこの石は「勾玉(まがたま)」と呼ばれています。写真の勾玉はストーンサークルがある鷲ノ木遺跡から出土したものです。
なぜこのような形をしているのかたくさん議論されていますが、動物の牙や胎児、月を模した形など様々な意見があり、いまだに明らかとなっていません。
森町の遺跡では、勾玉のほかにも綺麗な色の石に穴をあけたものや切れ目のある石、ヒグマの骨に穴をあけたものも見つかっており、これらの道具はネックレスやブレスレット、ピアスなどのアクセサリーとして使われていたものだと推測されます。
昔の人々がアクセサリーを身につけた理由は解明されていませんが、魔除けの意味が込められていたり、お祭りや儀式などで使われたりしていたのではないかと考えられています。綺麗に着飾りたいと思う気持ちは今も昔も変わらないのかもしれません。