イベント 第61回江差追分全国大会~心沸き立つ、魂の唄。~
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- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道江差町
- 広報紙名 : 広報えさし 令和7年10月号
第27回江差追分熟年全国大会・第27回江差追分少年全国大会
■全国からのど自慢が集結 栄誉ある日本一決まる
9月19日(金)から3日間にわたり、第61回江差追分全国大会及び第27回江差追分熟年・少年全国大会が、江差町文化会館において開催されました。
今大会は国内外115支部から選抜された、一般の部167名、熟年の部142名、少年の部32名の計341名が出場し、憧れのひのき舞台でそれぞれ思いを込めて、江差追分を披露しました。
アトラクションでは、江差町立江差中学校生徒による江差追分大合唱や江差追分会少年少女会員と町内保育園、幼稚園児による江差追分大合唱、また、江差追分伴奏者大合奏など、迫力満点の江差追分が会場内に響き渡りました。会場外にはキッチンカーが出店するなど、多くの方が来場し、賑わいました。
熱戦の結果、一般の部は苫小牧市の大沢理絵さんが優勝し、熟年の部は七飯町の今國昭さん、少年の部は名寄市の山本悠愛さんが見事栄冠を手にしました。
〔一般の部〕優勝者
大沢(おおさわ)理絵(りえ)さん(静内篁景支部・苫小牧市)
「僅差の戦いになると思ったので、気持ちで負けないようにしていた」という大沢理絵さん。
優勝後のインタビューでは、「何度もあきらめようと思ったが、家族や師匠、いろいろな場面で携わってくれた方々が、私をあきらめないで応援してくれたので頑張れた」と涙ぐみながら喜びを語りました。
今後については、「年々競技人口も減っていますし、私で微力ながら役に立てるなら、重鎮の方と若い方の架け橋になっていきたい」と江差追分をさらに盛り上げていきたい気持ちを語っていました。
〔熟年の部〕優勝者
今(こん) 國昭(くにあき)さん(函館潔声会支部・七飯町)
「満足です。35年間やってきたかいがあった」と喜びを伝えた今國昭さん。
優勝後のインタビューで、昨年、一昨年と2年連続で5位という結果から、今年は何とかという意気込みはあったか、と聞かれ、「全くなかった」と答えていました。優勝という結果に「本当に夢のようです」と目を輝かせていました。
今後については、「今年で80歳になり、体も持つかわからないが、まだ追分をやっていきたい」と追分に対する熱い気持ちを語っていました。
〔少年の部〕優勝者
山本(やまもと)悠愛(ゆあ)さん(静内篁景支部・名寄市)
「優勝ができて、とてもうれしい」と舞台上で喜びを伝えた山本悠愛さん。
祖母の影響で5歳から民謡と江差追分に挑戦し、現在、中学1年生です。
「今までは、心臓が飛び出るほど緊張していたが、今大会は緊張もしなく笑顔で唄うことができた」と話された山本さんは、見事3回目の出場にして優勝に輝きました。
今後について「(一般の部決選会は)レベルが一気に高くなると思うけど日本一を目指して頑張る」と力強く話していました。
※詳しくは本紙をご覧ください。
